矯正治療は健康予防治療 | とりす歯科矯正(大人のための矯正歯科専門医のブログ)

矯正治療は健康予防治療


 日本では健康に対する考え方が他の先進諸国に比べると異なります。特に歯科治療に於いては、相当異なるというのが実情です。

歯科治療を受信するときの日本人の意識は、悪くなって初めて受診するを筆頭に、何かしらの疾患に罹ってから受診、また痛い時に受診する、すなわち歯科医院は治療をするところという意識が日本では80%も占めます。

非常に残念ながら、そこには予防のために歯科医院へ掛かるといった意識は20%未満の日本人しか居ないということになります。

ましてや、噛み合わせや歯並びが健康やその予防に密接に関係しているという意識は更に希薄になります。矯正治療は健康やその予防であるという意識は欧米などの先進国ではごく当たり前の意識として捉えられていますが、残念ながら日本では未だに八重歯が可愛いという認識を持つ人も多く見ます。

歯並びというものは衣類や靴のように試着が出来ませんので、長年毎日の食事で咀嚼するという機能を使っていながらも、その機能の効率の善し悪しは自分では判断することが困難なため、機能的に劣っているにも関わらず、ついついそのままに過ごしてしまうようです。その結果、胃や腸といった消化器系の臓器疾患になったり、栄養障害になったりと後々に色々な疾病を抱える危険性が高くなってしまいます。

なぜ日本人は健康とその予防に対して認識が低いのか?日本は国民皆保険という制度があることが、一つの大きな原因であると云われています。国民が少ない負担で治療が受けられる素晴らしい制度とは思いますが、このまま予防の意識が無いまま少子高齢化が進み、今後の益々の医療費増加に伴い、いずれはこの保険制度も予算が不足して崩壊するのでは危惧されます。

日本国民がもっと健康やその予防に積極的になれば、将来的な医療費の削減に繋がることを真剣に認識するべきだと考えます。健康の入り口である口腔の機能をもっと大切に考えなければ、健康もその予防もあり得ないのですがね。そんな歯科治療の中でも歯並びを治し、機能を改善する矯正治療は、健康予防の最たる治療なのですがね。