歯科医院の看板につて
本当に毎日暑い日が続きますが、さすがに本日は曇天であらためてまだ梅雨なんだという思いが致します。それでもやはり蒸し暑いですね。どうも今朝は今まで我慢して使わなかったエアコンを今夏初めて電源を入れました。涼し~ぃです!
さて本日は歯科医院の標榜する看板についてお話します。この看板を見分けることができるだけでその歯科医院のレベルや治療に対する考え方が見えてきますので、自分に合った医院選びの参考になるかと思います。
まず歯科で厚労省から認められている標榜科は、一般歯科、矯正歯科、小児歯科、口腔外科の4つだけです。その他に厚労省が認可していない不法な標榜として審美歯科、美容歯科、インプラント、美白、ホワイトニングなどが現実として乱立しています。
厚労省が認めている4つの科の中で一般歯科は、大別すると保存科(ほぞんか)と補綴科(ほてつか)という2つの専門科に分かれています。この1つの専門科を習得するには、臨床能力を担保された指導者の下で、フルタイムで10年の日時を要します。そう考えると現実問題として大学を卒業して1つの科を習得するのに10年掛かるわけですから、どんなに若くても34.5歳でやっと一つの看板を標榜するのが関の山なのです。
ところが現実は、一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科と厚労省が認可している標榜をすべて掲げている歯科医院が沢山見られます。ここで疑問に感じるのが、もし一人でこれだけの専門科を習得するには最低でも40~50年の月日を要する訳です。当然の歯科医は70歳は軽く超えた先生でなければ腑に落ちないのですが、実際には、どうみてもそんな年齢には見えないバリバリの若手歯科医というのが現状です。
もっとひどくなると、これらの標榜プラス厚労省が認可していない標榜まで加えている歯科医院も多く存在しますが、こちらは当然ですが本当に研修し習得しているんなら、その歯科医は軽く100歳は超えていることになります。
本当に研修して習得した専門科は、自信があればあるほどその専門科にこだわりがありますので、一つの看板しか標榜しないものなのです。そして一つの専門科を習得している歯科医は、他科との専門医と連携治療を積極的に取り入れていますので、広く深い治療となります。
実は歯科医院の掲げる看板から、その歯科医の臨床能力や治療に対する考え方を推し量ることは十分可能なのです。