口腔内の変化
本日は休診日なのでお休みなのですが、毎年この時期は私が学校歯科医をしている小学校の歯科検診の日でした。私が学校歯科医を担当している小学校は、全校生徒が900名弱の藤沢市では1.2位を争う生徒数の学校です。
少子化に伴い、他の地区の学校は軒並み減少傾向に歯止めが掛からないといった状況なのですが、年々むしろ微増ですが増加傾向にある小学校なのです。
藤沢市でもかなりの郊外地域でもあり、集合住宅がここ10年ほど前から立てられ横浜などの近隣市外地区から転入して人口が増加している地域です。
昔は、この地元の子供達だけが通っていた学校ですので、それなりの特徴があったのですが、ここ数年は、そういった特徴も様変わりして来たように感じます。
その特徴は口腔内にも大きな変化が現れています。20年以上の昔は、この地区は藤沢市の中でも農業を専業している地区で田畑が広がっている長閑な地域でした。
そこへ慶応大学の湘南キャンパスを誘致したり、工場を誘致したりで、今までの住民に学校や工場の関係者そしてマンション建設ラッシュで横浜などの通勤圏内ということで、近隣市外からの転入も増えてきています。
そんな背景から、昔は、家族総出で農業をやっているところの子供達が通学していた頃は、兄弟も多くあまり、構って貰えるような環境でなかったせいもあり、かなりの虫歯罹患率で確かその当時藤沢で一番虫歯の多い学校だったと思います。
そんな時代の後に今度はバブル期になり、多くの工場誘致で外国人の労働者が急増し、それらの子供もこの学校へ入学してくるようになり、学校内は、スペイン語があちこちで聞かれるようになりましたが、虫歯の罹患率は相変わらず高く、藤沢で最下位を維持していました。
それが、4、5年前くらいから、明らかに地元でも外国人労働者の子供達とも異なる、子供達が急激に増え始めました、それとともに虫歯の罹患率も下がってきました。マンションなどの集合住宅へ転入してきた家族の子供達なのですが、この子供達は比較的虫歯が少ない傾向になり、良い意味でそれまでの生徒に影響を与え、全体的に虫歯の減少に繋がってきているように感じます。
面白い物ですが、と同時に昔は矯正をしている生徒など極めて稀でしたが、最近はクラスに1~2名程度の矯正をしている生徒を見かけるようになりました。
全体的には、平均化することで、罹患率も低くはなってきましたが、未だに虫歯の多い生徒がいることには驚きます。