旧暦10月10日は
全国の八百万の神々が出雲の国に集まります
他の土地では神様が留守になるので
「神無月」といいますが
出雲は八百万の神々が集まりますから
「神在月」といいます
神様たちは、1週間滞在して、出雲大社の大国主命を中心に、神事(幽業、かみごと)、人知の及ばない、人生諸般の事などを神議り(かむはかり)にかけて決められるといわれています
特に重要なのは「縁結び」
だれとだれを結婚させようか?など
男女の結びも、このときの神議りで決められるのですね
これが出雲大社が「縁結び」の神様と言われる所以です
さて、今回の旅の目的は
11月12日(旧暦10月10日)、出雲にお集まりになる八百万の神々をお迎えする
「神迎祭」の神事に参加する事でした
国譲り神話の舞台でもある【稲佐の浜】で、神々をお迎します
雨は降るし、寒いし、生憎の天気
ですが、毎年、神事が始まると、雨が止むという噂、ご存知ですか?
夜7時、御神火が焚かれ、、神々をお迎えする神迎神事が始まります
やはりこの日も、雨が上がり、月や星が輝きました
神職の方々が入場して修祓の後、神迎えの祝詞が奏上されます
依代となる2本の神籬(ひもろぎ)に、八百万の神をお迎えし
龍蛇神が先導となり、高張提灯が並び奏楽が奏でられる中、浜から出雲大社への「神迎の道」を延々と行列が続きます
ひもろぎは、大社教の施設である神楽殿に入り、「神迎祭」が執り行われます
これが終わると、ようやく神々は旅(宿)社である東西の十九社に鎮まられます
八百万の神様、お疲れさまでした
とても厳かで、神秘的な神事でした
寒かったけど、参加して本当に良かった!
来年の神迎祭は、12月1日です
さ、寒いですね
・12/27札幌開催