オーガニックコスメや

ナチュラルコスメの市場は

成長傾向なのですが、

実はその基準はかなり曖昧です。

 

 

良い悪いは別として、

「オーガニック」と大きく記載があっても

オーガニック原料は微量配合だったり

「ナチュラルコスメ」といっても

大部分は化学成分だったりするなど

実際は各メーカーの基準に委ねられています。

 

 

そこで、ナチュラルコスメや

オーガニックコスメの定義を

国際的に標準化するために

国際基準ISO 16128に基づくガイドラインが

日本では2018年から制定されています。

 

 

日本化粧品工業連合会の制定指数は

使用原料の由来や化学合成過程の

有無などの処理方法で

以下の4つに水を含むか含まないかを

合わせて表示します。

 

 

1.自然指数 水を含む または 水を含まない

2.自然由来指数 水を含む または 水を含まない

3.オーガニック指数 水を含む または 水を含まない

4.オーガニック由来指数 水を含む または 水を含まない

 

 

『「自然」と「自然由来」って何が違うの!?

 

 

と疑問に思われる方も多いと思いますが、

圧搾など物理処理だけで生じた

自然原料の植物油を例にすると

化学処理でも加水分解したものは自然由来で

酵素分解の場合はその分解プロセスと

生成したものが自然に存在したら「自然」、

それ以外の場合は「自然由来」だそうです。

 

 

これはまだ単純なほうで

区分がけっこう難解なので

指数を正確に算出するのは大変ですあせる

 

 

原料自体の表示は最近見かけますが、

完成品の化粧品への表示は

最大手化粧品会社さまの

ごく一部の商品くらいで

ほとんど見たことはありません。

 

 

 

 

この表示は任意で法的拘束力は無く

あくまでも原料へのガイドラインで

構成する各原料の指数をもとに

最終的に出来上がる化粧品での

指数を計算することになります。

 

 

そのため原料はもちろん

その処理過程の方法である

発酵反応や化学反応なども

一つひとつ調べて根拠資料を

揃えるのでとても難解です。

 

 

「オーガニック」や「ナチュラル」を

アピールする化粧品を求める方には

分かりやすく提示するために

とても良い指数だと思う反面、

指数が100%のものであっても

肌への安全性という観点では

まったく別の話になります。

 

 

 

 

当社の製品では

オーガニック原料も使用していますが

「自然由来だから良い」

「化学由来だから悪い」

といったイメージではなく、

肌に負担となる成分は極力排除しながら

化学的に合成された成分でも良い原料は

積極的に取り入れているので

当社にとってはこれらの指数は

必要ないかなと感じています。

 

 

オーガニックコスメを求める方々には

明確に数値化されることで選びやすくなり

差別化という意味でも良いかと思うのですが、

国内オーガニックコスメメーカーの多くが

まだ取り入れていないのが現状です。

 

 

ですが、この指数の取り扱いが

後々どうなっていくのかだけは

これからも注視してきたいと思います絵文字

 

 

今日も皆さんに素敵な笑顔がふりそそぎますようにキャメロン&ガブリエル♪