先日、「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」を
拝見しに福岡市美術館を訪れました。
ウサギやカエルたちが相撲を取ったり
水浴びや追いかけっこをしたりと
その姿が愛らしい「鳥獣人物戯画」
平安から鎌倉時代頃の世相を映して
動物や人物を戯画的に描いた絵巻は
漫画やアニメのルーツとも言われています。
サルや馬、犬といった動物の他にも
麒麟やバクといった空想上の生物も登場し、
ワクワクする世界へと誘われます。
複数の作者によって
別々に描かれた画が
鳥獣人物戯画として集成されたそうで、
意識してみると墨の線の使い方や
画風が微妙に違うことに気づきます
誰がいつ何のために描いたのか
はっきりとは分かっていないことも
不思議な魅力の一つです。
墨の線だけでセリフもないのに
笑い声や歓声が聞こえてきそうな躍動感と
愛らしい表情に引き込まれました。
小錦さん像を発見し、躍動感につられました
併設された売り場では、
もう全部連れて帰りたくなるほど
愛らしいグッズがいっぱいでした。
福岡での開催は終了しましたが、
次の街でまた鳥獣たちが
多くの方を楽しませていると思うと