最近、お客さまから
「目元専用の化粧品は必要」
「アイクリームの販売予定は」
といった目元専用のスキンケア製品に関する
ご質問やご要望を度々頂戴しております。
せっかく貴重なご要望を
お聞かせいただいたにも関わらず
本当に恐縮の限りではございますが、
当社では目元専用のスキンケア製品は
全く必要ないと考えております。
目のまわりの皮膚の厚さは
頬と比べて3分の1ほどと薄く、
皮脂分泌が極めて少なく毛細血管が多い為、
乾燥や血流の状態、肌トラブルなどが
とても反映されやすい部分です。
また、アイメイクや洗顔などで頻繁にさわる為、
刺激の蓄積やホルモンの影響による肝斑も生じ、
一層エイジングサインが現れやすくなっています。
25歳を過ぎる頃から
目のまわりの小じわやクマ、タルミといった
加齢による変化が徐々に気になりはじめますが、
個人的には目のまわりに肌悩みが生じる方は
目がとても大きくて涙袋がぷっくりとしていて
魅力的なお顔立ちの方が多いと思います。
数年前から「アイクリーム」などの
目元専用品が続々と登場しておりますが、
その成分をじっくりご覧になっていただくと
目元専用のスキンケア製品は一般的に
「低刺激+高保湿+エイジングケア」
小じわ改善やハリなどを求める場合は
ビタミンA・CやEGFなどのペプチド類などが
エイジングケア成分として配合されています。
この条件を満たしている製品をお持ちでしたら
専用のアイクリームなどを別途使用しなくても
再度目元に重ね塗りすれば全く問題なく、
当社の製品では天使の聖水とセラフィムは
目元のケアにも最適な成分構成となっています。
目元専用の製品は少量で高価な物が多いので
「効きそう」とか「特別感がある」と思いがちですが、
例えば、セラフィムを5~8倍位の量の水で薄めて
乳化剤でクリーム状にして10~15g程で販売すれば
いわゆる「目元専用のアイクリーム」となり、
成分的には相当な高級品となります。
少し意地悪な言い方をすれば
いわゆる「目元専用品」は
スキンケアの手順を増やして
1点でも多くの製品をお買い求めいただくための
化粧品会社側の販売手法だと思います。
育毛剤を例にすれば1種類ではなく
「頭頂部専用」や「生え際専用」などといって
何種類もお求めいただくような感じだと思います。
「目元はデリケードだから低刺激な専用品が必要」
といった主張をされている化粧品会社様もございますが、
「他の製品は刺激が強いの」と思ってしまいます
ですが、やはり「目元専用品」が
お気になられるのは当然だと思いますし、
化粧品は使用する際の気分や心理状態が
使用結果に大きく影響することもありますので、
一度試してみられるのも良いかと思います
目元のエイジングのお悩みには、
まずはスキンケアによる保湿を徹底し、
気になるからといってメイクや洗顔時に
頻繁に触らないことをお心がけください。
栄養素的にはタンパク質や鉄分、
亜鉛、ビタミン類の補給がおすすめで
血流改善のための蒸しタオルパックなども
目元の肌悩みのケアには効果的となります
目元専用のスキンケア製品を取り入れるか否かを
検討されている皆さまのご参考になれば幸いです