3月31日(日)
6時5分起床。快晴。風あり。気温12.5度。体重72.8キロ。
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家の中を歩いていても脚が重い。寒さや天候不順やら、体調不良やらで運動不足なのだろう。朝食後歩くことにした。庭に出ると紫のクロッカスの間に昨日は見られなかった白が混じって咲いている。風は冷たい。山の方から吹いてくるのでこれも八ヶ岳おろしなのだろうが、身を切る風の刃はだいぶ甘くなった。鈍(なまくら)になった。やはり脚は重い。膝が上がらず、歩幅が狭い。無理しないことにする。梅が咲いている。桃も。八ヶ岳の眺望が開けた。いつになく広くくっきり見えると思ったら、野焼きで雑草が燃やされたからだ。理髪店で蓬髪が丸坊主にされたようだ。八ヶ岳の雪はほとんど消えた。山の上を雲がゆっくり西から東へ移動している。もっと歩けたが、ここで引き返す。
ウッドデッキのチェアーはやはりモカに奪われている。しかたなく居間で文学講座のチラシを作る。惹句が思いつかず途中で中断する。
午後もチェアーでモカが寝ている。しかたなくiPadでKindle版の国枝史郎の短編を読んだり、YouTubeの動画を見て過ごす。空が曇ってきて次第に寒くなってきた。
6時40分長坂駅着の電車でK子が孫を連れて帰るというので迎えに行く。10分延着。中央本線が遅れるのはいつものことになってしまった。
風呂から出た孫が独りでパンツをはき、パジャマをさっさと着るのを見て驚いた。前回来た時には誰かに着せてもらっていなかったか。成長に驚く。驚くと同時にショックだった。ぼくが着たり脱いだりが下手になってきたからだ。孫の右肩上がりの成長曲線とぼくの衰退曲線が交差した瞬間が見えたのだ。