勇を鼓してHenry Jamesを(Feb. 9, 2024) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

2月9日(金)

 8時20分起床。やや曇り。気温氷点下4度。体重72.2キロ。

 午前中は21日に開催する八ヶ岳文化村文学講座の教材に著者吉野源三郎の略歴などを追加して完成させる。試しに一部印刷したが問題がないようないことがわかった。本印刷は来週末にすることにした。

 軽く読書。ここ数日メルヴィルから始まりアメリカ文学の短編ばかり読んできたが、Henry Jamesに至って足が止まってしまった。夏目漱石ぐらいの英語力がなければ読めないのではないかという思い込みがあって足が動かなくなったのだ。英語も難しいことは言うまでもないが、物事を直接物語らない、婉曲的な表現が小説の理解を遠ざけている、という印象が拭えないのである。そこでiPadに購入して保存してあった電子ブックをチェックしていたら久生十蘭の『平賀源内捕物帳』があり、読み残しがあったので2話読んだ。

 

 

 午後、メルカリで売れたWilliam Golding, Lord of the Flyを発送する。どういう人が買ってくれたのだろう。しかし、どのような人であれ、売れたことよりも、原書の小説を買ってくれたことが嬉しい。当然読んでくれるのだろうから。

 

 

 本を発送してから、いのうえ整形外科クリニックへ。前回雪で予約がキャンセルになったので10日ぶりになるだろうか。朝、左腕が120度ぐらい上がったので療法士のKさんにまず報告する。それではバンザイするように上げてみてくださいと言われてするが、左腕は90度、水平より少し上がるだけだ。

 帰宅後勇を鼓してHenry JamesのThe Madonna of the Futureを開く。最初の数ページをとりあえず読んでみた。出だしは、読者であるぼくも、小説も、上々だ。思ったよりもよくわかる。知らない単語が出てくるが、夏目漱石や森鴎外、樋口一葉や泉鏡花を読んでいても出てくるので気にしないことにする。小説はどうなるのか展開が楽しみでならない。

 夕食後『リーチャー〜正義のアウトロー2』第3、4、5話を観る。