10月29日(日) 8時40分起床。快晴。気温8度。体重69.4キロ。
変な夢を見た。どこか工場の敷地に無断侵入して芝生に腹這いになって読書していた。何とその工場の作業着を着ていたが、それもカーキー色の変に目立つ作業着だったけれど、そんな作業着で変装しているということは、自分が悪いことをしているという意識はあり誤魔化そうとしていたのだろう。それに忘れてしまったが、ただ単に無断侵入だけではなく、何かもっと悪いこと、例えば泥棒のようなことをやっていたようだ。そうして何か後ろめたい気持ちを覚えながら読書していると、２人の男がやって来た。ついに見つかったか、どう言い訳をしようかと思いながら、２人の男に引っ立てられていった。男たちは工場の人間なのだが、作業着など来ておらず、やけにカジュアルな出立ちである。連れて行かれたのは体育館のように広い事務室で、机がぎっしり並び、やはりカジュアルな服装の数名の男たちが額を集めて何か話をしていたが、ぼくが入って行くと一斉にぼくのほうを見た。すぐに事情を察してニヤついている男もいる。ああ、これから吊し上げが始まるんだなと思った。
朝食は今朝もオーバーナイツオーツ。おかげで体重は減少化傾向にある。
９時半、インターネットニュースで茹でないパスタの紹介を読んだので作ってみることにした。アイラップに2人前のパスタを割り入れ、トマトジュースにつけて冷蔵庫に３時間入れておくのである。その準備をしたわけである。
リハビリの自主訓練を念入りにする。昨日できなかったからである。
足腰を鍛えても歩かなければ意味がない。家を出ようとしたら小雨が降り始めた。西の空には青空が見られるのに、わが家の上空には映画『インディペンデントデイ』のエイリアンの巨大宇宙船のような雲が黒く腹を見せている。しかし、雲は移動するだろうし、歩くのに問題なかろうと、買い物もあるので車で散策コースのある井富湖カラ松通りまで行く。
人造湖の周辺は黄葉がだいぶ進んできていた。１週間ばかり前に来たときとは明らかにちがう。もみじこそ見られないが、樹木ごとにちがう色づきが楽しめた。展けた場所に出て南アルプスを見ると、雨が降っているのだろう、雲から白く薄い幕が垂れていた。
きららシティのオギノヘ行き文学講座のチラシの展示を頼む。買い物。K子が巻き寿司のようなものを食べたいというので夕食用に買う。夕食はオートミールばかりでぼくにつきあわせて申し訳ない。
午後１時、茹でないパスタを作る。トマトジュースをたっぷり使った美味しいナポリタンになった。
昼食後K子は庭に出て雑草を抜いたり来春のためのガーデニングを始めた。ぼくはプルタルコスを読み始めたがすぐにウトウトしてしまう。読書は中断して買って来たみかんで塩みかんを作る。皮ごとみかんを塩を加えてミキサーにかけるだけである。健康によいらしい。腎臓によいらしい。
K子が庭で働いているのを見ていたらぼくも何かしなければいけないと思った。見ると、ペレットと薪兼用のストーブ、クラフトマンが出番の時期なのに薄汚れている。灰も溜まっているはずだ。しかし、簡単な作業だが、筋肉が旧に復していないので、普通の２倍も３倍も疲れる。情けないことだ。仕上げは結局K子に任せた。
夕食を挟んで『ディケンズのニコラス・ニクルビー』を観る。ディケンズはやはり面白い。