結婚から一番遠かったはずなのに(Jul. 21, 2023) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 7月21日金曜日。孫の誕生日。8時起床。梅雨明けの快晴。

 

 

 8時45分、K子を苺ファームまで送る。昨夕の激しい雷雨で道が嵐の後のように荒れている。坂道は川になったのだろう。流されてきた土砂がたまっている。畑の土が流れて道路を塞いだらしく片川通行になっている。昨夜広報スピーカーが何か緊急災害情報を流していたが、かなりの被害があったのかも知れない。八ヶ岳南麓は広い傾斜地である。豪雨になれば土砂崩れもあるだろう。

 自主訓練をした後、『自省録』解説を読む。再読、それも別の訳本を読むにあたり、改めてストア哲学、マルクス・アウレリウスについての基本情報を押さえるためだ。

 午後2時いのうえクリニックへ。駐車場にはいつになく車が多い。待合室は老人でいっぱいだ。骨粗鬆症の検査か何かがあるらしい。リハビリを受ける。今日で5回目になるが、作業療法士のKさんとは必要最小限のやりとりしかしない。山梨リハビリテーション病院ではリハビリを受けながら療法士さんたちとおしゃべりをしたものだが、長期入院でリハビリを受けるならばともかく週1回40分では無駄なおしゃべりは必要ない。

 

 

 3時、ドラッグストアで買物をして、金田一春彦記念図書館へ行く。一昨日第42回の文学講座が終わったばかりだが、次の文学講座で読む本を借りるためである。ウィリアム・フォークナーとトールマン・カポーティの短編集を市内の他の図書館から取り寄せてもらうことになった。実はどちらも所有しているはずなのだが、いつものことだが見つけるのは大変なので諦めたのである。

 

 

 K子がアルバイトしている苺ファームは図書館から車で2、3分のところにある。4時に仕事が終わるので迎えに行く。いつもの金曜日であれば4時から公文の採点のアルバイトがあるのだがやめたのである。責任者の教員のことが耐えられないと再三再四こぼしていた。幼い子どもの書いた字を見て、先生、その字の書き方嫌いだな、というような嫌な指導をするというのだ。確かに嫌な指導だ。一事が万事名のだろう。仕事を終えたK子が親しくなったアルバイト仲間の女性とビニールハウスから出てきた。ハウスの中は熱くて長時間立ちっぱなしので作業は大変なはずだが、K子も仲間の女性も笑顔である。

 

 

 帰宅後、K子はシャワーを浴びて休んだようだ。ぼくは蚊取り線香をつけて涼しいウッドデッキで読書する。井上靖「姨捨」は家族のことを描いた堅実な好編だった。

 今日は孫の6歳の誕生日。先週来たときにすでに誕生日プレゼントとして『昆虫図鑑』を渡したが、Amazonからラーメンセットも送った。明日はディズニーランドへ行くという。しかし三兄弟のうちもっとも結婚から遠く、孫など夢にも思わなかったぼくのところだけ孫がいるのが時々信じられない。