8時の気温氷点下6°。正午の気温0°。
稲垣足穂「黄漠奇聞」を読む。中東を舞台にした伝奇ロマンである。ボルヘスなどの趣がある。中島敦や最近読んだ三浦朱門にも同傾向の作品があるが、日本文学にはこの種の系列があるようだ。
今日はK子の誕生日である。昼食は外食にすることにした。魚が美味しく食べられる店に行くと支度中だった。水曜日は夜だけの営業になっていた。それではとスパゲッティの美味しい店に行くことにしたが、人気があるから予約しなければ無理なんじゃないかとK子。店に入って聞くと、食事が用意できるのは1時だというので諦めた。近くに和食の店があった。少し道から引っ込んだ店なので去年7月に開店したようだが気がつかなかった。念のために評価を確認すると満点である。個人名を堂々と出して評価している女性のコメントが好感が持てたので食べることにした。入口で迎えてくれた女性がそつなく感じがよい。ランチのセットを頼む。K子のセットには小鉢が9つ、ぼくの蕎麦のセットには天ぷらと小鉢が5つ。見栄えよくいかにも美味しそうだ。実際に美味しかった。K子のよき誕生日祝いになった。難点といえば、店が悪いわけではないが、別の部屋のおばさんグループのおしゃべりがうるさかったこと。
1時半和泉総合会館で文学講座第41回。参加者はわれわれを含めて9名である。年配者が多いので病気などで来られない人もある。読んだのは幸田文「雛」と林京子「雛人形」。
ランチだけでなくケーキでも誕生日を祝いたい。食事のできなかったスパゲッティの美味しい店のケーキがよいとK子がいう。自宅で食べたが美味しかった。
夕食後は『リドリー〜退任警部補の事件簿』第7話と最終の第8話を観る。これもなかなかよいシリーズだった。
明日から一泊の検査入院をするのでいろいろ準備をする。