シロネコとシロナガスクジラ(Dec. 29, 2022) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 今日は疲れたので簡単に。

 10時20分、孫の世話を頼まれて八王子に行くK子を長坂駅に送る途中、ぼくは甲府のブックオフめぐりをするかなというと、甲府で特急に乗り換える予定だという。甲府の時間を調べたら下道で行っても間に合いそうだ。甲府まで送ることにした。

 遅れてはまずいので、長坂インターから双葉SAまで高速を利用する。この区間は富士山が進行方向に見える。今日はうすい青灰色の靄が甲府盆地を覆っており、そこに光が溜まっているように見えて、富士山はその靄の中に浮かんで見える。運転中ゆえ写真が撮れなかったのは残念だ。

 甲府駅には特急の時間まで20分の余裕をもって着いた。ぼくはそのまま石和のブックオフへ向かう。

 今日は110円の文庫本の棚を丹念にみた。もう何度も書いたが、高校時代から本を買い始めて何万冊も所有しているので原則として本は買わない、しかしこの原則はときどき破られ、110円の文庫は読みたいものがあれば買ってもよいという原則、それはつまり110円以上のものは買わないという第2の原則を作ったのであるが、今日はこの第2の原則も破ることになってしまった。チャペック『白い病』(岩波文庫)が428円で出ていたのである。チャペック好きは買わないとね。この翻訳出版にはコロナ禍という背景があるのだろう。

 次に中央市のブックオフへ回ったが、めぼしいものはなかった。それでも4冊購入。女性店員が値段の合計を間違える。今回は第2の原則を守ったので、4冊で800円余の代金を請求されればボンヤリのぼくでもわかる。

 時刻は午後1時半を過ぎた。もう2箇所まわりたかったが、床屋に3時の予約を入れていたので諦めた。コンビニで買ったおにぎりなどを食べながら帰る。

 ほとんど白髪になった髪がひどく伸び、脂っ気がないのでボサボサだ。白い顎髭も伸びて、いかにも爺むさい。床屋ではいつもより短めに切ってもらった。

 セルクルで全粒粉入りのイギリスパンを一本買って帰る。

 雲がきれいな日だった。

 シロネコが追う。

 

 もう1匹のシロネコは逃げ、山の向こうに隠れようとする。

 

 

 シロナガスクジラ。

 帰宅後は眠い目をこすりながら読書。午前中K子を送る前に中井英夫「鏡に棲む男」は読んだので村上龍「ハワイアン・ラプソディ」を読む。じぶんをスーパーマンだという80過ぎの老人の話。

 映画は『21ブリッジ』を観る。かつて警官であった父親を殺された刑事が主役。警察署の腐敗を暴く。

 一人だと夜が長く感じられる。