今朝も早朝に目覚めてしまった。
曇天。雨が降りそうだ。8時の気温7度。意外に高いが、灰色の空、灰色の風景に寒さを感じる。庭の木々の紅葉がきゅうに濃くなった。
ウィルキー・コリンズの短編をOCRアプリで読み込む作業をする。寝不足もあり、体がだるく、肩が凝る。
それにしてもウィルキー・コリンズだ。現在われわれが観る映画やテレビのスリラーやサスペンスやホラーの原型がすべてあるのではないか。19世紀ヴィクトリア朝では、現在われわれがテレビを観ているように、家族の誰かが朗読するコリンズを家族たちがハラハラドキドキしながら耳を傾けていたにちがいない。
K子はシミック(薬草園)へ行く。アルバイトをしながら植物の勉強もできるだろうと、以前から熱望していた仕事先だ。しかし、ハローワークで紹介されたので話を聞きに行くことにしたが、無理かもしれないと、迷い、及び腰になっている。
12時55分小雨降る中仕事へ行く。甲府までの車中ではナサニエル・ウェスト『孤独な娘』を開くが、寝不足のため眠くてならない。少し読んでは文庫を閉じ目を瞑る。それの繰り返しである。帰途の電車でも同じだった。
帰宅後はうたた寝。
8時20分K子を迎えに公文へ。ほとんど車の走っていない雨の暗く侘しい道。
北欧サスペンス『ブラック・レイク』を観る。もう4話になるが真相はまだ見えない。