ワクチンの予約が叶ったのでお祝いに山菜天ぷら定食(May 20, 2021) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

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八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

 終日冷たい雨が降っていた。

 9時5分の上りに乗るK子を駅まで送った後、コロンワクチンの予約をする。またダメかと思っていたら30分後ようやくWeb予約ができた。一ヶ月以上先だが、K子と同日、2人ともかかったことのある診療所で受けられるのはまずよかった。

 昼食を作るのが億劫になり、落花生の苗などを買いに行きたかったので、コンビニ弁当ですませることにした。しかし、時刻は午後1時、コンビニの弁当の棚はほとんど空だった。ならば落花生の苗を売っている場所近くで中華でもと思ったが、コンビニを出てすぐのところに気になる店があり、看板に山菜の文字があったので急遽そこで食べることにした。

 八ヶ岳小僧という店で、よく知られている仙人小屋店主の弟子が経営していることは何かで知ってた。店に入ると狭い三和土があり、靴を脱いでスリッパに履き替えるようになっていた。客は男女2人。店主らしい大柄で熊のような三十前ぐらいの人がどうぞとテーブルを示したので腰を下ろし、壁にはられたお品書きを見てシマッタと思った。ジビエ料理の店だから高いだろうことは覚悟していたが、4,000円、5000円といった料金がぼくを見下している。どうしよう、コンビニで500円以内ですませようと思っていたのに、困った。と、山菜の天ぷら1000円と慎ましく書かれてあるのが目にとまった。最初から山菜の天ぷらがお目当てだったのだから、何も恥ずかしく思うことはないのだが、熊だろうか、イノシシだろうか、鹿だろうか、穴熊だろうか、2人の男女がいかにも豪勢な料理に舌鼓を打っているので、スミマセン、山菜の天ぷらを定食でとつい小声になってしまった。

 山菜が揃ってないので、あるものでやっつけますがいいですか、と店主。そうだ、もう山菜の季節は終わりなのだ。あと一週間頑張りますというには、あと一週間山菜採りに山へ入るということのようだ。店主は話し好きのようで男性の客とうなぎの話などをしている。うなぎの刺身を出そうと鋭角している。ただしうなぎの血には毒があるのでなんちゃらかんちゃら。研究熱心の人のようだ。

 いく種類もの山菜の天ぷらが出てきた。名前をひとつひとつ教えてくれたが、ほとんど知らない山菜ばかりだった。軽く挙げてあって美味かったが、3月4月頃はもっと風味があったに違いない。仙人小屋では山菜のてんぷらすすめません、衣が厚いんですよという。2000円。だいぶ予算オーバーだが、たぶんリーズナブルな値段だろう。

 原村のJAファームで落花生やレタスの苗などを買い、欲しい本があったので茅野市のブクオフへ。

 寒いし、K子がお腹をすかして帰るのでおでんを作る。映画「かもめ」を見ながら食事。