光射す滝
紅葉と山茶花を撮ったあと(2020年12月8日投稿)、帰路の途中から脇道へ入り、滝の撮影に向かった。
盛りを過ぎた紅葉と山茶花だけでは物足りなかったからのう。
この滝は大分前に虹を撮りに来た滝じゃが、今回は何のお目当てもない。紅葉が撮れなかったから悔し紛れに来ただけじゃ。
ここなのじゃがのう。
ここは滝壺の中まで入って行けるから、夏になると家族連れで大賑わいになるのじゃが、この季節は静かなものじゃ。
大きな石や岩がゴロゴロして足場が悪い。
つい数年前までは、何気なく渡っていた所が、この歳になるとふらついてしまってうまく歩けないんじゃ。情けないわい。
ヨタヨタしながらゆっくり慎重に慎重に滝に近づいて行く。
やっと滝壺を見下ろせる場所までたどりついた。
あまり大きな滝でもないし、特にこの時期は水量も少ないが、老人でも目の前まで行けるところはうれしいのう。
この角度から眺めると、まるで岩の中から吹き出ているように見えるわい。
一度三脚を立ててしまうと、足場が悪くてなかなか移動できない。
同じようなアングルの画像ばかりになってしまうわい。
…とそこへ突然、光の矢が!
目の前の林の間からお天道様がお出ましくだされたのじゃ。
山が高いから、ここに日が差し込むのは昼頃になるのじゃのう。
こりゃ予期せぬ出来事じゃ。
ここへは年に一、二度ほど来ているのじゃが、この光景は初めてじゃ。
恐らくこの時間帯に来たことはなかったからじゃのう。
無我夢中でシャッターを押し続けたわい。
今日は晴れたり曇ったりの天気じゃから…
光芒が差し込んだと思うとまた消える…
足場が悪く、その上、こんなに老いぼれてしまってはとっさの移動が難しく、同じような画像ばかりになってしまったわい。お許しくだされや。
苦労の末、方向転換して岩場から脱出した後、最後の一枚を反対方向から撮っておしまいじゃ。
今度こそこれで秋の撮影は終わりにするぞえ。あとは雪を待つばかりじゃわい。
一昨年、昨年と雪不足が続いたが、今年は降ってくれるかのう。
雪が降って喜ぶのはワシとスキー場ぐらいのものじゃて(笑)![]()
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