前回のつづき
開田高原夕景色
昔、知り合いがワシに話してくれた言葉が忘れられないのじゃ。
その知り合いがカメラサークルの撮影会で開田高原へ行ったとき、サークルの指導者が言ったそうじゃ。
「開田高原へ来た時は御嶽山のことは忘れてください」とのう。
確かに開田高原と言えば真っ先に思い浮かぶのは御嶽山じゃわい。
数年前に噴火があって、多数の登山者が犠牲になった山じゃ。
撮影 2017年4月PM4.00
とはいえ、 目前のコナラの一本木を前景にした冠雪の御嶽山は美しいのう。
カメラマニアばかりでなく、訪れる行楽客など誰もがここから御嶽山にカメラを向けたくなるわい。
しかしカメラマニアとしては、人さまと同じような風景ばかり撮ってもオリジナリティな作品を生み出すのは難しいのじゃ。
サークルの指導者が御嶽山は忘れよと言ったのも無理はないわい。
そこでワシも今日は決心したのじゃ。
「御嶽山にはカメラを向けないぞ」…とのう。
しかしのう。開田高原で夕景色といっても、ほかにこれといって適当な場所が思い浮かばないわい。
思案のあまり、御嶽山を避けて、その横に点在する白樺林からの夕ぐれを撮ろうと思ったのじゃ。
まだ日暮れには間があるわい。ちょいと付近を歩いてみるか。
あちらこちらにレンゲツツジが咲いている。
陽光が大分横の方から射して来るようになったわい。
夕方の直射日光を浴びてツツジがまぶしいぐらいじゃ。
日没も間近じゃのう。
この時刻の草花はいちばん映えるときじゃ。
草花が光に縁取られているわい。
何だか怪しげな空模様になってきたぞえ。
今日は御嶽山は撮らないと決心していたのじゃが、ほんの裾野だけでも画面に入れさせてもらわないと絵(写真?)にならぬわい。お許しあれ。
こんなことで今日の撮影はおしまいじゃ。
移動の途中で出会ったサルオガセ。
08年6月に長野県茅野市で撮影
Wikipediaによると「樹皮に付着して
霧藻、蘿衣ともいう。植物学上では、
サルオガセ科サルオガセ属(Usnea)
の地衣類の総称」とある。
薄暗がりで見ると、幽霊でも出そう
な雰囲気じゃ。
さ~て。 明日の朝はどうしようかのう。
‟動くホテル”で🍺一杯やりながらゆっくり思案してみることにするわい。
撮影 6月9日
つづく
無断転用禁止






















