前回のつづき
朝霧淀む
夕べ、‟動くホテル”でディナー![]()
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?を摂りながら、今日の撮影場所に思案を巡らせてみたのじゃ。
随分あれこれ考えたのじゃが、どうしても開田高原の朝景撮影に適した場所が思い浮かばない。
思い余った挙句決めたのは、去年の秋に紅葉を撮ったことのある林の中じゃ。
もちろんこの時期、紅葉なぞはないのじゃが、新緑の林の中に陽光が射し込む光景なら撮れそうじゃ。
とういうわけで、その林から数百メートル離れた空地へ車を停めた。
カメラ機材を担いで林へ向かおうとしたとき、フと気がつくと、反対側の田園地帯が何となくモヤっているのじゃよ。
何じゃろう。ちょいと覗いてみるか。
~と、林とは反対方向へヨタヨタと歩いて行ったのじゃ。
おや。やっぱり朝霧が出ているわい。
周りが山で囲まれて盆地になっていると、霧が地上を這うように停滞することがある。
わしゃあ霧ヶ峰へ行ったときに、こういう光景をよく目にしたものじゃ。
霧が徐々に流れて行って山すそへ迫ってきた。
山際へぶつかって巻き上がって行くわい。
このあとは動きが止まった。淀んだままになった。
陽が射して来ると霧が金色に輝く光景が見られるかもしれないわい。
いっそ林の中の撮影は取りやめて、ここで日の出を待つか…
林にするか、ここにするか…
と、迷っているうちに…
何だか霧が薄れてきたぞえ。
こりゃダメじゃ。
やっぱり当初の計画通り林へ行くとするか。
またトボトボと林に向かって歩き出したのじゃわい。
撮影 6月10日
つづく
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