90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~ -487ページ目

90歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

光りを求め~初秋の霧ヶ峰 その1

 

 

 長年に渡り、折あるごとに訪れていた長野県・霧ヶ峰高原じゃが、さすが20年以上も通いつめると少々飽きがきてのう。しばらくご無沙汰していたわい。

 

 今日は今年初めての訪問じゃ。こんなことは今までになかったことじゃ。

 

 10月になって久しぶりに訪れたことについては訳があってのう。

 

 実は数年前から狙っている、この時期限定の光景があるのじゃよ。

 

 未明の薄暗い湿原に、日の出と同時に突如として朝光が射しこんでくる、その一瞬をモノにしたいのじゃ。

 

 

 それがこの湿原なのじゃがのう。

 

 10月になると、お天道様が画像の右方へお移りになるため、日の出直後にそこから左へ向かって湿原を横断する光の矢が見られるのじゃ。

 

 この数年来、このころになると必ずといっていいくらい撮影に来るのじゃが、いまだに成功した試しがないのじゃよ。来るたびに曇ってしまったり霧が出たりしてしてのう。

 

 お天道様が高くお昇りになってしまってから晴れたのではダメなのじゃ。日の出の瞬間に晴れていなければワシの目論見は水泡に帰すというわけじゃ。

 

 前日から霧ヶ峰の天気予報を散々調べて、今日こそはと意気込んできたのじゃよ。

 

 

 ところで本番は明日の早朝じゃ。今日は車中泊するまでの暇つぶしに、しばらく辺りを徘徊してみることにしようわい。

 

 午後2時過ぎの気温は6℃じゃが、今日は風が強くて体感温度はぐんと低い。ダウンコートを着込んでもまだ寒い。

 

 

 

霧が出てきたのう。さすが霧ヶ峰。

遠くにうっすらと富士山。

 

 

 

 

 

あと数日もすれば華やかな紅葉が見られるじゃろうのう。

 

 

遠くに見えるのは白樺湖。

 ここはご覧のように周りはびっしり建物じゃからのう。これでは撮影意欲は湧かないわい。

 

 ここを訪れる多くの写真愛好者の衆の被写体となってきた、ワシにとっても「気になる木」。

 

 

お天道様が西に傾いて、何となく黄昏て来たわい。

 

逆光に照らされて光り輝くススキの群れ。

 

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳連峰の裾野。その向こうには富士山が垣間見える。

 霧ヶ峰で富士山を撮るなら早朝がきれいじゃ。

 

 わしゃあまり興味はないけどのう。

 

 しかし通りがかりにでも見掛けると撮らずにおられない不思議な山じゃのう、富士山は・・・。

 

早くもお天道様がお隠れになる。

 

ここは目前に高い山があるから日没も早いわい。

 

余韻・・・。

 

 

 さてと・・・。

 

 もう少しばかり前方が開けたところへ移動してみるか。

 

 前が開けていればもう一度日没が見られるかも知れないわい。

 

 大急ぎで三脚をたたみ、カメラを首にぶら下げたまま車に乗り込んだ。

 

 それっ! 移動じゃ、移動じゃ。

 

 

撮影 10月26日

 

つづく

 

無断転用禁止