リベンジ桜
無断転用禁止
かなりタイムラグが出来てしまったが、今を遡る4月初旬のある日のこと、性懲りもなくまた琵琶湖へ出かけたのじゃわい。
実は3月下旬にもここへ来たのじゃが(4月1、4日投稿分)、そのとき見掛けた桜はまだ固いつぼみだったのじゃよ。
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多分、あと一週間も経てば見ごろになるかもしれぬ。
―と思ったのじゃが、その時は一週間後にヤボ用が控えていてのう。
どうしてもここへ来ることができなかったのじゃ。
三日見ぬ間の桜かな
あれから10日以上も経ってしまった今日―。
多分今ごろはもう満開は過ぎてしまっているじゃろうて。
―などと思いながらも、どうしてもこの目で確かめたい気持ちを抑えられず、とうとう来てしまったというわけじゃ。
そして恐る恐る目的地に到着してみると……
むむむ!
こ、これは見事な!
遅いどころか、桜娘たちは今まさに見事な晴れ姿を披露してくれているではないかえ。
ワシの住処の辺りではほとんど散り掛けているのに、ここはかなり遅いのじゃのう。
ヤボ用で来られなかったお陰でこんな満開Maxに出会えようとは!
ラッキー以外の何ものでもないわい。
今日は強風が吹いてまるで海のように波立っている。
おなじみのこの杭も波間に沈んでしまいそうじゃ。
それはそうとちょいと心配事があってのう。
心配事というのは、遠くの空にかなり大量の雲が湧いていることじゃよ。
明日の朝まであの雲が居座っているとお天道様に拝謁できなくなってしまうからのう。
明朝までに何とかあの雲が消えてくれるとよいのじゃが…。
強風のせいか、花びらもかなり散っているわい。
花びらが散る前に元から千切れてしまった桜もある。
短い生涯じゃったのう。
しかし撮影には一向に差し支えないわい。樹々にはまだまだ大勢の花娘たちが、早く撮ってくれと言わんばかりに微笑んでいるからのう。
クモの巣の餌食になった花びらが風に揺れている。
この黒雲メが気に入らぬのじゃ。
それにところどころには千切れ雲も湧いているわい。
一瞬、木々の間から西日が射し込んで桜を照らした。
夕闇が迫ってきたわい。
茜色のおこぼれをもらって撮影じゃ。
西側は住宅やら道路など人工物でいっぱいじゃが、ボカしてしまえば気にならぬわい。
それに比べると肝心の東空には黒雲がいつまでも居座ってござる。
夜が来た。
お星さまもちょいとは見えるわい。
相変らずの強風で柳の木が揺れに揺れる。
南側は星も眺められて晴れているようじゃが、問題は明朝の東空に黒雲があるかないかじゃ。
せっかく何時間も掛けてやって来たのじゃ。お願いじゃからワシの願いを叶えて晴れてくだされや。
どうかお願い奉ります
明日はどんな夜明けになるのか、AIにお願いして見せてもらったのじゃが……
果たして……。

つづく
無断転用禁止


























