開田高原の秋
その1
無断転用禁止
早いもので今年も11月に入ってしまったのう。
本来なら既に冬の入り口と言ってもいい季節になったというのにこの暑さはどうじゃ。
日中は25℃を軽く越え、30℃に迫る地方もあると言っているわい。
そんな時に今回、ワシが撮影に行くのは長野県・開田高原じゃ。
この高原はこの夏、全国で最も涼しい場所に何度もランクインした高原でのう。
ワシもこの夏、猛暑を避けてここで車中泊してきたのじゃが確かに涼しかったわい。
さて秋とくれば誰もが思い浮かぶのは紅葉じゃよのう。
なに? 食欲の秋じゃと?
まあこの際、カメラマニアのワシに免じて紅葉ということにしてくだされ。
この高原には数本のモミジの樹が人知れず佇んでいる林があるのじゃよ。
今日はそのモミジを撮影するのが目的なのじゃ。
この高原の紅葉は例年ではちょいとばかりまだ早いのじゃが、観光案内所のブログを見ると来週には落葉が始まるかもしれないなどと書いてある。
しかし来週は天候が思わしくないらしいし、その前には3連休が控えていて、道路も現地も混むしのう。
ままよ、ちょいと早いが連休の直前に行くとするか。天気もいいし混雑しないし。
というわけで連休直前の11月1日、勇躍出発したというわけじゃ。
わしの開田高原行のブログはいつもこの場面から始まる。
長いトンネルを抜けるとそこは雪国…ならぬ開田高原であった。(オチも毎回同じ)😫
高原内を貫く立派な道路を…
黄金色に輝くカラマツ林を愛でながら通り抜けて行く。
ここは高原内のメインエリア。
ここのシンボルともなっているコナラの一本木じゃ。
その彼方には霊峰・木曽御嶽山が控える。
何年か前、御嶽山の噴火で多数の犠牲者が出たことは記憶に新しいのう。
コナラの周りにはブルーベリーが栽培されていて、この時期、きれいな色どりを見せてくれるわい。
周辺には白樺林も林立している。
落葉し始めた白樺と、その奥にはブルーベリーの赤。
お天道様が大分西に移動されたわい。
それでは今回のワシの撮影目的のモミジの林の方へ移動してみるとしようかのう。
と、車に乗り込んだのじゃが、途中の道路際に睡蓮の池があることを思い出してのう。
となると、そのまま素通りすることができぬカメじいなのじゃわい。
早速途中下車してヨタヨタと池に向かって歩き出したのじゃよ。
すると池に注ぎ込む小さな流れの中に見えたのは何と忘れな草なのじゃ。
忘れな草は夏の花じゃからのう。
まさかこの時期に咲いているとは思ってもみなかったわい。
池に着いたが格別なことはない。
しかし池の中にもポツンと忘れな草が。
水中には昆布のような得体の知れぬ物体が浮いている。
近くの小さな溝の中にも忘れな草。
最盛期のように群れを成すほど咲いてはいないが、これはこれで風情があるわい。
しかしこんなところでボケボケしていられぬわい。
わしゃ夕日に輝く紅葉林を撮りに来たのじゃからのう。
ふたたび車に乗り込んで今度こそ目的地まで直行じゃ。
林の近くの空き地に車を停めるやいなや、よたよたと林の中へ入って行ったわい。
おお。遠くに見えて来たぞえ。紅色が。
さてこれからが今日の本番じゃ。どんな状況が待っているのかのう。
つづく
無断転用禁止























