前回のつづき
氷点下の朝
無断転用禁止
11月中旬、秋たけなわの長野県・開田高原で車中泊した翌未明じゃ。
午前5時45分。
今朝は-2℃!
ついに今年初の氷点下ワールドへ突入じゃ!
先日買い求めた手袋(11月19日投稿)がやっと役に立つときが来たわい。
外へ出てみるとお月さまが西の彼方へお隠れになるところじゃった。
満月を過ぎたばかりのお月さま。
白樺林の中はまだ真っ暗じゃわい。
コナラの一本木と霊峰御嶽山の彼方にはお月さま。
開田高原の象徴的な光景じゃ。
御嶽山はモルゲンロート。
※モルゲンロート:登山用語。朝日に照らされて山肌が紅く染まる現象。
ヤドリギの彼方に御嶽山が紅く染まる。
暁暗の中でブルーベリーの深紅が艶めかしい。
今日は氷点下じゃから霜を期待していたのじゃが、まるで付いていないわい。
霜が葉っぱの縁に付着するとなかなか面白い光景になるのじゃがのう。
いつの間にかモルゲンロートは終わってしまったわい。
ん? 草っ原には霜が降りているではないかえ。
ここにも。
どうしてブルーベリーには付かぬのかのう。残念じゃ。
周りの山肌に朝の光が射し込んで来た。
徐々に明けて行く山々。
しかし麓はまだ薄暗い。
白樺の幹だけが白く光る。
緑から赤へと移ろうブルーベリー。
やっとお天道様のお出ましじゃ。
見る見る辺り一面は光の海。
いつものことながらお天道様のご威光は大したものじゃのう。
お天道様の恵みを受けてひときわ輝くブルーベリー。
さて、朝光がまんべんなく行き渡ったところで、これからまた例の紅葉林へ突進じゃ。
あそこは目の前の山が高いため、今から行っても日の出に間に合うのじゃわい。
それっ!
走れ!
と言っても車でじゃがのう。
つづく
無断転用禁止

























