渓流秋模様
無断転用禁止
近ごろは加齢とともに新しい撮影エリアを開拓する意欲がなくなってきてのう。
毎年、同じ時季に同じ撮影地へ行ってしまうのじゃよ。
従って撮った写真も毎年同じような画像の羅列になってしまうのじゃが、どうかご勘弁くだされや。
時は11月下旬…。
今日も今日とて、これも毎年のように出かけている「熊出没注意」の看板が立つ森へ出かけたのじゃよ。
しかしそのまま目的地に直行するわけではないのじゃ。
途中の道路沿いにはちょいとした渓流が続いているのじゃが、そこを素通りしてしまうことがどうしても出来なくてのう。
ついつい寄り道して無駄な時間と体力を費やしてしまうのじゃ。
全く厄介なカメじいじゃわい。
何と言うこともない写真ばかりじゃが、御用とお急ぎでない衆はどうかお付き合いくださればありがたいわい。
幹線道路から脇道にハンドルを切って脇道へ入って行くと、最初に目に入るのはこのチッコイ流れじゃ。
民家の隣りのほんの数メートル幅の流れなのじゃが、ここを通り掛かるとついつい車を停めてしまうのじゃわい。
大分上のほうから流れ落ちて来る細い細い渓流なのじゃが、この辺りが終着地じゃ。
この後は地下を通って本流へ注ぎ込んで行く。
2、3枚撮ればこの場所はもうおしまい。
ちょいとでもシャッター押せばこれで気が済むのじゃよ。
それではすぐ出発じゃ。
このあとは本流の渓流を撮りながらお目当ての森へと進んで行こうわい。
秋の日は短いからのう。
うかうかしていると日が暮れてしまいそうじゃ。
道路に沿ってこんな流れが延々と続いて行く。
渓流沿いには所々にもみじが立っているのじゃが今年は色合いが悪いのう。
紅葉にはまだ早いのかもしれぬ。
しかし近づいてみると紅葉しないうちに縮れてしまっているのじゃよ。
今年の異常な暑さにやられてしまったのじゃろうのう。
縮れていようがいまいがリフレクションならごまかせるわい。
この黄金色も周りの山に当たっている西日のリフレクションじゃ。
白波を蹴立てて流れ落ちる渓流。
午後の木漏れ日が川面を照らす。
今年はホントにキノコの当たり年じゃわい。
自然環境の場だけではない。ワシの住処の庭にも生えたぐらいじゃからのう。
この樹も色が悪いわい。
近寄ってみるとやはり縮れてしまっているのじゃ。
岩肌にくっついた葉っぱも色が悪いわい。
しかしリフレクションなら縮れていようが枯れていようがごまかせるぞえ。
この辺りでよく見かけるマムシグサ。
落下する流れが水しぶきをあげる。
目的地の森が近くなってくると、延々と続いた渓流ともお別れじゃ。
森の紅葉の状況がちょいと気になって来たわい。
早速行って見ようかのう。
つづく
無断転用禁止
























