前回のつづき
琵琶湖のハス~⓸昇陽の湖
無断転用禁止
車中泊をして迎えた琵琶湖東岸の朝―。
東岸から眺める琵琶湖は西向きじゃからのう。当然のことながら日の出は見ることが出来ぬ。
日の出が望めぬのならば車中泊などはあきらめて、昨夕の撮影後にすぐ帰宅してもよいのじゃが、高齢者の夜間運転は危険が伴うからのう。
やはり車中泊をして翌朝にゆっくり帰った方が無難じゃと思ったのじゃよ。
しかしいざ翌朝になってみると、カメラマニアとしてはこのまま何も撮らずに易々と帰ることなど出来ぬのじゃわい。
せっかく2時間半もかけてやって来たのじゃ。何の成果もなくむざむざと手ぶらで帰ってなるものか!
…というわけで、朝の撮影などは無駄じゃと分かっていながら、今朝もまた未明からカメラを抱えてうろうろしているのじゃわい。(前回まで)
しばらくすると遠くの半島や竹生島辺りにワシのうしろ側から光が当たってきたのじゃ。
思わずうしろを振り返ると、木々の間から今まさにお天道さまがお出ましになるところじゃったわい。
途端に…
矢のような朝光が湖上を走った!
すると岸辺の葉っぱや花が輝きを増し…
花の咲かぬ沖合の葉っぱも鮮やかに!
しかも昨日から黒雲が居座っていたお陰で、光の当たった浮島と暗い背景に明暗差が出来、浮島が格段に際立ったのじゃ。
普段は邪魔者扱いの黒雲じゃが、今朝は思い掛けなく役に立ったわい。
お天道様のお恵みで画面に陰陽が出来て、下手くそな写真もちょいとばかり見栄えがよくなったかも知れぬ(自画自賛🤪)。
怪しの人影😅
考えてみると、今まではお天道様の方角を向いて撮影することが多かったのじゃが、場合によってはお天道様とは反対方向を向いて撮影する手もあったのじゃのう。
こんなことを今ごろになってやっと思い知ったわい。
北寄りの湖面にも光が入った。
強風にあおられて時々葉っぱがめくり上がる。
お天道様の上昇と共にようやく湖面全体に光が回ったようじゃ。
明るくなってしまえば、ちょいとばかり雲があろうがなかろうが大した影響はないわい。
日の出前後は腰痛も忘れてヨタヨタ歩き回り、多忙を極めた撮影もこのころになるとやっと一段落じゃ。
やっと気持ちにもゆとりが出来て来たわい。
それでは花でも撮っておくとするか。
葉っぱに雨水でも溜まっていると面白いのじゃがのう。
夕べは雨が降ると言っていた天気予報に騙されたせいで雨水など一滴もないわい。
既に散ってしまった花もある。
この蕾の開花はもう2,3日後になるかのう。
先輩後輩がお揃いじゃ。
尖った場所を好むシオカラトンボ。
岸辺近くでも開花にはほど遠いハスもある。
見ごろになるのはもうちょいと先かもしれぬのう。
8月になったらもう一度来てみるとするか。
帰り間際に未練がましく最後の一枚を。
上空の方は晴れてきたが、水平線付近は相変らず黒雲が居座ってござる。
いつもは邪魔な黒雲じゃが、今朝はあの雲のお陰で手前の竹生島や浮島が際立ったともいえるわい。
自然現象に振り回されて悲喜交々の写真撮影じゃ。
風景写真は人間さまの目論見通りに行かぬことがほとんどじゃが、逆にそれじゃからこんなに歳を重ねてもやめられぬのかもしれぬのう。
駐車場へ戻ってきたら午前6時半で気温は27℃じゃ。
猛暑が続く毎日じゃが、こうして比較的気温の低い朝夕に撮影すれば、この夏も撮影を続けられるというものじゃわい。
それではこれから‟動くホテル”のレストランで、コンビニ特製のブレックファーストとしゃれ込もうかのう。
ゆっくり食べ終わったあとは、ラッシュアワーが終わったころを見計らって安全運転で帰宅するとしようわい。
うまい!
おしまい
無断転用禁止


























