前回のつづき
開田高原の秋
最終回
無断転用禁止
車中泊したコナラの一本木周辺で未明の撮影をした後ー。
大急ぎで昨日も撮影したモミジの林へやって来た。
昨日はここで日暮れ間近の紅葉を撮影したのじゃが、今度は朝光に輝く紅葉を撮ろうと思ってのう。
大急ぎでと、気持ちは焦るが体が付いて行かない。よたよたと森の中へ入って行ったわい。
ふむふむ!
林の中は今まさにお天道様の光が射し込んできたところじゃ。
ここは目の前にお山がそびえているからのう。
林の中へ光が届くのはかなり遅いのじゃよ。
従って一本木の辺りで朝景の撮影を済ませてからここへ来ても充分間に合うのじゃわい。
お天道様の威力で、葉っぱが透けて見えるようじゃ。
これで真っ赤な落ち葉が散り敷いていれば言うことはなかったのじゃがのう。
部分的にはかなり新鮮な落ち葉もある。
しかしこれではチト物足りぬわい。
思い切って新鮮な落葉1枚にズームアップ。
今度はズームバックして後方のモミジの枝も一緒に。
落ち葉に射し込む朝の光。
お天道様の威力で一段と華やかじゃ。
失礼ながらお天道様に尻を向けて、樹の陰からパチリ。
後ろにわずかに見えるのは白樺林。
紅葉をバックに紅葉をパチリ。
昨日と同様、また寝転がってローアングルで。
寝転んでいれば腰痛も苦にならぬわい。
楽ちん、楽ちん。
こりゃいつまで経ってもやめられぬ。
しかしもういい加減に引き揚げねばのう。
と、傍の幹にすがりながらヨロヨロと立ち上がったところで、ついでにまたパチリ。
一段落着いてようやく周りを見渡せば、今日も気持ちの良い秋晴れの風景が広がっていた。
最後のシメはいつものようにこの1枚で。
それでは皆の衆、ご機嫌よろしゅうのう。
またのお目もじを。
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おしまい
無断転用禁止
























