またもや熊出没注意の森へ
無断転用禁止
撮影日 5月25日
以前にも述べたことじゃが、4月にパソコンが故障してしまってのう。
故障中に撮影してSDカードに溜まったままになっている画像を、現在、2ヶ月以上かかって懸命に吐き出している最中なのじゃ。
しかしまだ吐き出しきらぬうちにまた何度も撮影に行ったからのう。
画像はさらに溜まってしまい、なかなかリアルタイムに戻れないのじゃよ。
もうちょいとばかり季節外れの写真が続いてしまうが、どうか我慢してご覧くだされや。
さて今回出かけたのは、またまた前回と同じ場所じゃ。
つまり熊出没注意の看板が立つあの森じゃよ。
相変わらずしつっこい老人じゃわい。
同じところへばかり何度も行ってどうするつもりじゃ。
しかし前回、と言っても実際にはあれから一ヶ月ばかり経っているのじゃから、森の状況も変わってくるというものじゃ。
前回はミツバツツジの満開に出遅れてしまい、すごすごと尻尾を巻いて帰って来たというのが結末じゃった。
しかしあの森には、ミツバツツジが終わったころにまた新たに品種の違うツツジが咲き出すのじゃよ。
正式な名前はワシには分からぬ。
じゃが撮影する側にとっては名前などどうでもよろしいのじゃ。
写真のネタにさえなれば何でもよいのじゃからのう。
…などと負け惜しみを言っておいて、まずは出発じゃ。
ところであの森へ行く途中の道沿いには小さな渓流があってのう。
今日はその渓流も撮りながら、お目当ての森へ行こうという寸法なのじゃよ。
ここももう何度もUPしてきた撮影ポイントなのじゃが、もう見飽きたなぞと言わずに我慢してご覧くだされや。
森へ通じる脇道へ入って行くと、道路に沿ってこんな流れが長々と続いている。
渓流沿いにはところどころにもみじの樹も佇んでいて、秋には真っ赤な紅葉が見られるが、この季節の新緑もなかなか見ごたえがあるわい。
渓流の岩場には今ごろになると小さくて黄色い花弁のヒメレンゲが咲く。
これがそのヒメレンゲじゃ。
煌めく流れの中で健気に咲く五弁の花。
周りの新緑が川面を染める。
若葉が匂い立つようじゃ。
しかし今年はちょいと寂しいヒメレンゲの咲き具合じゃわい。
ミツバツツジもそうじゃったが、花の最盛期に遭遇するのはなかなかむつかしいのう。
岩場を縫うように落ちる渓流。
岩場で生涯を過ごすシダもある。
この辺りに多いマムシグサ。
…だとは思うのじゃが、草花の種類はイヤというほどあるからのう。
間違えていると具合が悪いから、声を大にしてはしゃべらぬぞえ。
マムシグサ😅
渓流におさらばしてお目当ての森へやって来た。
相変わらずの通せんぼ。
一体いつになったら解除されるのかのう。
ここを徒歩で行くとなると、腰痛持ちの老人にはこの上もなく辛いのじゃ。
先日は2回とも歩いて行ったのじゃが、その時は精も根も尽き果てて、しばらくは“動くホテル‟のベッドから起き上がれなかったからのう。
先ほどの渓流撮影で疲れていることじゃし、もう今日はこのまま帰るとするか?
しかし待てよ🙄
…と、ここでひと思案。
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そうじゃ!🤪
この森には他にもう一つ別の道があるのじゃよ。
その道なら車両進入禁止の看板はないわい。
よしよし。
今日はいつもの道は避けて、そっちの道へ行ってみるか。
しかしその道の周辺は写欲をそそるようなブツがないからのう。あまり頻繁には通らぬ道なのじゃよ。
じゃが背に腹は代えられぬ。疲れて歩けなくなっては明日の朝の本番に困るからのう。
今日は車で進入可能な道に決めたぞえ。
その前にまずは駐車場の周囲から撮影開始じゃ。
駐車場の前には雪が積もったように白い花が満開になっている。
しかし名前は分からぬ。
何度も言うが、わしゃ花の名前には疎いのじゃ。
これが今日のお目当てのツツジじゃがのう。
これも正式な名前は知らぬが、ツツジの仲間であることには間違いなかろうて。
花の名前など無数にあるからのう。
間違えてうっかりしゃべろうものなら、お目玉喰らうだけじゃわい。
ミツバツツジは桃色系じゃが、これは橙色じゃ。
もう散ってしまった花もかなりあるのう。
このごろは開花も散花も年ごとに早くなってしまい、ワシの固い頭ではなかなかついて行けぬわい。
駐車場周辺の撮影はこれで終わりじゃ。
それでは車の進入可能な道へ入って行こうかのう。
と思ったら、空がにわかに掻き曇り、ぽつりぽつりと雨粒が落ちてきたのじゃ。
こりゃまずい。
ひとまず車内で雨宿りじゃ。
つづく
無断転用禁止

























