椿咲く池へふたたび | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

椿咲く池へふたたび

 

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 5日ほど前に行ってきた例のお寺の池へまたもや出掛けてしまったのじゃよ。

 

 というのは…

 

 当地には夕べ雨が降ってのう。

 

 ひょっとすると池畔の桜が雨で散って、池は花筏状態になっているかもしれぬ…。

 

 そう思ったら居ても立ってもいられなくなってしまったのじゃよ。

 

 わしゃあ桜そのものより散った花びらの方が好きじゃからのう。

 

 池面を埋め尽すほどの花筏の上に真っ赤な椿がポトリと落ちて…

 

 …などと想像すると、一旦湧き上がった妄想はどんどん膨らむばかりじゃ。

 

 この池はワシの住処から2、30分の距離じゃから気軽に行ける。

 

 

 早速行ってみたわい。

 

 すると…

 

 

おお! 咲いているぞえ。

つい数日前に来た時は咲き始めたばかりじゃったのにのう。

 

三日見ぬ間の桜かな…とはよく言ったものじゃ。

 

散るのも早いが咲くのも早いわい。

 

 

 

 

それに椿の花も先日より数が増えて来たのう。

 

 

 

 

 ところが肝心の池面は花筏どころか空っぽ状態じゃ。

 

 

 

 

いくらなんでもこれでは花筏とは言えぬわのう😩

 

 

 

 

落椿もポツリと寂し気じゃ。

 

 

 

 

仕方がないから花筏の代わりにリフレクションでがまんするわえ。

 

 

 

 

 また今日もダメじゃったのう。

 

 しかしダメならダメでまた来ればいいわい。

 

 

 

 

 何度でも来るぞえ。

 

 手軽に来られる距離じゃからのう。

 

 

 

 

それに何といってもわしゃあヒマ人じゃ。

 

 

 

 

その気になればいつでも来ることが出来るわい。

 

 

 

 

 落花した椿も桜の花びらも数は少ないが、これはこれで風情がある。

 

 

 

 

 この葉っぱはコウホネじゃ。

 

 もうしばらくすると黄色い花が咲き出すぞえ。

 

 

 

 

桜を背にしてツバキが初々しい。

 

 

 

 

 池に影を宿した椿の枝の上で二度咲きする落椿。

 

 

 

 

お別れ間近のハスの花托に惜別の花飾り。

 

 

 

 

 お天道様が春の池を照らす。

 

 

 

 

 その光でバブルが煌めいた。

 

 

 

 

蜘蛛の糸まで光っているわい。

 

 

 

 

今日は流れが悪く、スローシャッターを切っても花びらが動いてくれぬ。

 

 

 

 

超スローシャッターにすると、椿の枝が揺れてブレてしまう。

 

動いてほしい池面の花びらと、動いてほしくない池畔の椿。

 

こりゃあ痛し痒しじゃわい。

 

 

 

 

 仕方なく花びらだけ撮ってやったわい

 

 

 

 

 肉眼では分からぬぐらいゆっくりゆっくり回転している。

 

 

 

 

 落椿が木漏れ日のスポットライトを浴びて、一躍ヒロインに。

 

 

 

 

 春光を浴びた池畔の椿が池面に映り込んだ。落椿とのコラボじゃ。

 

 

 

 

 コウホネの葉と、周りの木々のリフレクション

 

 

 

 

こちらも枯蓮は実像、椿は虚像。

 

 

 

 

 期待した花筏にはまだ早かったが、春は確実に進んでいるわい。

 

 もうちょいと経つと素晴らしい花筏模様が見られるかもしれぬ。

 

 また撮りに来るぞえ。

 

 その時はまたUPするからのう。 

 

 何?

 

 同じような画像はもう見飽きたじゃと?

 

 そんなつれないことは言わずに、お願いじゃから池の春模様を最後まで見届けてくだされや。

 

 頼みましたぞえお願いお願い

 

 それでは次のお目もじまでバイバイバイバイバイバイバイバイ

 

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