ある日の秋模様
無断転用禁止
今日の撮影は、またまた毎度おなじみのダム湖じゃ。
ここはワシの住処から30分足らずじゃからのう。
ネタに困ると助け舟を出してくれる重宝な撮影ポイントじゃわい。
このダム湖には一本のイチョウの大木があってのう。
そろそろイチョウの葉が舞い散るころではないかと思ったのじゃ。
運が良ければ大勢の黄色いスカートの女の子たちが大空一杯に舞い踊る模様を撮影できるかもしれないと思ってのう。
さて現地に近づくと対岸にそのイチョウが見えてきた。
よしよし。なかなかいい色をしているわい。
色づきはよいのじゃが…
舞い散る様子はさらさらない。
暫し待つ。
ぱらり。
ようやく一葉。
ぱらり。
また一葉。
そのあとは…
・・・・・・・・・。
静かじゃのう。
こりゃダメじゃ。
わしゃあ大量の葉っぱが空いっぱいに舞い踊りながら落ちて来る姿を見たいのじゃわい。
仕方がない。
イチョウの落葉光景はもうあきらめたわい。
辺りの秋模様でも撮って帰るとしようかのう。
とりとめのない光景ばかりじゃが、我慢して見てくだされ。
以下は何のコメントも必要はない。見ての通り平々凡々たる風景ばかりじゃ。
何の変哲もない光景を長々とお見せしてしまったわい。
が、そのうちにまたいいこともあるじゃろうて。
今日のところはこれでおしまいにしますわい。
またのお目もじを楽しみにのう。
無断転用禁止
























