前回のつづき
無断転用禁止
紅い森
早朝の光に輝く森の中の模様を撮りたくて、昨日からお馴染みの撮影ポイントへやった来ているのじゃが…。
森の入り口には一般車両進入禁止の立て札。
仕方がなく夕べは森の入り口付近の駐車場で車中泊を決め込んだのじゃ。
翌朝の起床は午前4時半・・・。
車で進入禁止となれば、徒歩で行くしか手はない。
昨日に続き、撮影機材を抱えてふたたび森の中へ入って行ったわい。
年寄りの、しかも腰痛持ちにとってこんなにつらいことはないぞえ。
よちよち、よたよた・・・。
この道路を管理する衆に物申す!
どうか早く車を通らせておくれでないかえ。腰痛持ちの年寄りがこんなに困っているのじゃぁ!😫
森のわずかな隙間から夜明け前の空が覗いている。
振り返ると、東からの朝焼けが森の入り口付近(西側)を紅く染め上げていた。
森の内部はまだ薄暗い。
森閑とした森の中で…
紅葉が怪しげな彩りを放っている。
大分明るくなってきたわい。
やがて木々のわずかな隙間からお天道様がお顔を出されると・・・。
途端に目前の木々が真っ赤に染まった。
まだ紅葉していない木々でも・・・
樹木の幹でさえも真っ赤じゃ。
この時刻、光りが届いたところは全て紅の世界に変身じゃわい。
枯れ果てた落葉もこの一瞬は元の彩りを取り戻す。
忙しい、忙しい。
早く撮らぬと徐々に色褪せてしまうからのう。
この時だけは腰痛も忘れて飛び跳ねるように動き回る・・・
と、自分ではそのつもりなのじゃが、
実はヨタヨタ、トボトボ・・・。
緑の苔と紅に染まる枯れ落ち葉。
スポットライトはいいのう。
真っ昼間ではなかなか見られぬ光景じゃ。
したくもない車中泊をしたお陰じゃわい。
やがてお天道様の上昇とともに、木々の色合いも紅色から黄色に変化していく。
このあともまだ変わり映えのしない画像が続くのじゃが、残りは次回でUPさせてもらうことにしますわい。
次回も我慢をしてご覧くだされや。
つづく
無断転用禁止
























