続・四季彩彩partⅢ~思い出写真 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

続・四季彩彩partⅢ~思い出写真

 

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 前回に彼岸花をUPしてからちょいと間が空いてしまったのう。

 

 昨年の10月初旬には長野県へ赤そばを撮りに行ったのじゃが、今年はヤメにしたのじゃ。

 

 と言うのは彼岸花撮影以来、不安定な天候ばかりが続いてのう。

 

 ちょいと晴れたかと思うとすぐ曇ってしまったり、時には小雨が降り出したりと、これでは撮影の計画なぞ立てられたものではない。

 

 ためらっているうちにとうとう赤そばの見ごろは終わってしまったわい。

 

 しかしこの時季、他には撮りたいものが思い浮ばないのじゃよ。

 

 まだ紅葉にはちょいとばかり早いしのう。 

 

 仕方がないからまたまた奥の手じゃ。

 

 古い写真を引っ張り出してきて当座をしのぐしか仕方がないわい。

 

 変わり映えのしない写真ばかりじゃが、退屈しのぎにでもご覧いただければ幸いというものじゃ。

 

 

 

 

 さて、季節は冬真っ只中じゃ。

 

  厳寒の中、車中泊しながら高原の夜明けを待っていると・・・

 

  

 やがてお天道様のお出ましとともに目の前の霧氷が紅色に染まった。

 

 

 

 

 一方、ここは標高2000メートル近い高山の中腹。

 

 稜線からお天道様がお顔を出された瞬間、雪景色の山腹に朱色の光が飛び込んできたわい。

 

 

 

 

 

こちらは立ち枯れの木々が佇む湖ー。

 

左方からの朝の光に照らされて枯れ木が光り輝き、湖上では毛嵐が湧きはじめた。

 

 

 

 

厳寒の中をエサを求めてさまよい歩いたのじゃのう。

 

 

 

 

4月ー。

 

春になったというのに雪が積もった。

 

せっかく咲いた花もびっくりしたじゃろうのう。

 

 

 

 

 爛漫と咲く桜の彼方には残雪の山々が。

 

 

 

 

 森の中ではミツバツツジが負けじと咲き始めた。

 

 

 

 

 朝霧が立ち込める森の中で人知れず咲くツツジ。

 

 

 

 

 森の中を一陣の春風が吹き抜け、爛漫と咲く桜が一気に舞い散った。

 

 

 

 

池畔の桜も散り始めた。代わって今度は水草のお出ましじゃ。

 

 

 

 

 森の中は夏バージョンに衣替え。

 

 

 

 

 未明の棚田。

 

 田植えを終えたばかりの水田には三日月が影を落としていた。

 

 

 

 

 森の夜明け。

 

 アジサイの仲間(?)もお目ざめじゃ。

 

 

 

 

森の中の湿地で人知れず咲くクリンソウ。

 

 

 

 

すっかり夏じゃ。

 

ハンゴンソウが咲き乱れる中を小さな流れが滴れ落ちる。

 

 

 

 

 水鳥が夜明けを待っているわい。

 

 

 

 

 夏の高原で車中泊した夜。

 

 眼下に広がる市街地の灯りが反射したのか、地上を蔽っている霧が黄金色に染まった。

 

 あわてて飛び起き、カメラを抱えて車外へヨタヨタと。

 

 

 

 

 初秋ー。

 河畔では彼岸花の群れが咲き誇る。

 

 

 

 

 川面に影を落とす彼岸花の朱色と河畔の緑。

 

 

 

 

 十数年前、赤そばに初めてお目に掛かった時は思わず目を見張ったわい。

 

 広大なそば畑一面を覆い尽すように可憐な晴れ姿を見せていたのう。

 

 

 

 

秋真っ盛り。

 

いよいよ出番じゃとばかりに、この季節の本命のモミジが秋色を誇示してござるわい。

 

 

 

 


「私も忘れないでね」と渓流沿いのモミジも。

 

 

 

 

晩秋。

 

夜風が吹き荒れて、一夜にして森の木道は落ち葉の山。

 

 

 

 

 

晩秋の曇り空に一瞬光が射し込み、鮮やかな虹が架かった。

 

 

 

 

粉雪が降ったようじゃ。冬も近いのう。

 

 

 

 

 晩秋の湖の彼方にお天道様がお隠れじゃ。

 

 

 

 間もなく冬が来て、春が来て、夏が来て、また秋が来て・・・

 

 そして・・・季節はさらに巡って行く。

 

 わしゃぁこの季節の移ろいを、あと何回ぐらい見届けられることやら・・・😫

 

 

おしまい

 

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