移ろい その2 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

移ろい その2

 

 

 「熊出没注意」の看板が立つ森で車中泊した翌未明ー。

 

 

 

 

天気はどうじゃ?

 

恐る恐る外を覗くと―

 おお!

 

 晴天じゃ。 

 

夕べの雨はどこへやら。

 

 今日天気予報が当たったわい。

 

 

 

 

 まだ薄暗い森の中へゆっくりと入って行く。

 

 

 

 残念なことに期待していた霧は出なかったわい。

 

雨降りの翌日が晴天の場合は霧がよく出るのじゃがのう。

 

 

 

 

木々の間からわずかに覗く空が明るくなってきた。

 

間もなくお天道さまのお出ましじゃ。

 

 

 

 

音もなく朝の光が射し込んで、木々を紅色に染め出した。

 

 

 

 

 青モミジにも朝の光が照らす。

 

 

 

 

 

 あちらでもこちらでも木々や草が赤く染まり出し、わしゃカメラを抱えて右往左往じゃ。

 

 

 

この時間は腰痛なぞ忘れて走り回るぞえ。

 

 …と言ってもヨタヨタとじゃけどのう。

 

 

 

 

ミツバツツジにも光が射し込んだ。

 

これが満開の時じゃったら…と思うと、残念至極この上ないわい。

 

 

 

 

 

マムシグサも生き生きしている。

 

 

 

なんでもない雑草でも、光のあるとなしでは大違いじゃ。

 

 

 

 

 何とか言う名前の苔じゃったのう。

 

 以前にブロ友さんが教えてくだされたのじゃが、思い出せないわい😫

 


 

 

霧が出ると光芒が見られるのじゃが…

 

 

そうは問屋が卸さないわい。自然相手じゃからのう。

 

 

 

 咲いていると思ったら散り花が枝に引っ掛かっているだけじゃ。

 

 

 

 晴天に雨? と思ったら…

 

 風が吹いて木々に溜まった夕べの雨しずくが舞い散ったのじゃわい。 

 

 

 

 

 

お天道様も大分高くお昇りになったわい。

 

朝ドラも一段落じゃ。

 

わしも疲れたわい。

 

この辺りでひと休みするか。

 

 

 と、車へ戻ってきたら…

 バックドアまで新緑色に染まっていた。

 

 

 

 

撮影 4月30日

 

つづく

 

無断転用禁止