湖の朝 その1 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

湖の朝 その1

 

 

 朝まだきー。

 

 暗闇の中をヘッドランプを頼りに、カメラ道具を携えて坂道をヨチヨチ下りて行く。

 

 ここは今までも折に触れては何度となく登場した近所のダム湖。

 

 

 カメラの故障騒動が終わりを告げて以来、撮影の虫がムズムズ動き出してはいるのじゃが、肝心の天候がはっきりしないのじゃ。

 

 一時晴れとか、曇ったり晴れたりとか、大雪注意報じゃとか、ころころ変わる天気予報に振り回されて、わしゃあどうしたらいいのか迷うばかりじゃ。

 

 しばらくは巣ごもりを決め込むより仕方がないかと思っていたところ、今日になって唐突に明日は晴れじゃという情報が出たのじゃよ。

 

 しかも晴れは明日一日限定じゃというのじゃ。

 

 そんなことを急に言われてもこちとら行き先に困るわのう。

 

 そこで頭に浮かんだのは例の「困った時のダム湖頼み」じゃ。

 

 ここならワシの住処から30分足らずの場所じゃから手軽に行ける。

 

 近いから車中泊なぞしなくてもいいようなものじゃが、当日になってから暁闇の凍結した道路を走るより、前日の明るいうちに出掛けた方が、年寄りは安全じゃよのう。

 

 というわけで前日の夕ぐれ、途中のコンビニで食料を仕入れ、車中泊を決め込むことにしたのじゃ。

 

 

 日中のダム湖はこんな所じゃよ。

撮影 2020.3

 

 

 

 

そして当日じゃ。

 

現地の駐車場で車中泊した早暁ー。

 

日の出はまだだいぶ先じゃが、既に空は朝焼けが始まっている。

 

 

 岸辺では所々凍っている。

 

 

 

 目の前にそびえる山の木々が湖面に影を落とす。

 

 

  上流はもう明るいのう。手前の方は目前の山の陰になっていて薄暗い。

 

 

  氷が流れてきたようじゃ。

 

 

 

 サギが身じろぎひとつしない。

 

 

 

 日の出を待っているのか、それとも餌を狙っているのか…。

 

 

 

 ちょいと近づいた途端、もうこれじゃ。

 何と逃げ足の速い。

 

 

 

 日の出はまだなかなかじゃわい。

 

 

 この辺りもまだ凍っている。

 

 

 ここもじゃ。

 

 

 暗い湖面に白く光る氷の造形美(のつもり)。

 

 

 

 待ち遠しいのう。

 

 

 何となく明るくなってきたわい。

 

 

 

 ちょいとばかり染まってきたぞえ。ちぎれ雲も紅色じゃ。

 

 

 その雲が湖面に影を落とす。

 

 

 

 

 

 

 いよいよ日の出じゃな。

 

 

 そ~れ、お天道様のお出ましじゃ!


 

 こりゃまぶしい! 

 ちょいとばかり霧が湧くか、薄い雲でもたなびいているといいのじゃがのう。 

 

 そうすりゃあまぶしくないし、空ももっと深紅に染まるのじゃが、こりゃ晴れ過ぎじゃあ。

 

 おいおい。何だかんだと愚痴ばかり言いくさって!

 

 晴れれば愚痴を言う、曇れば愚痴を言う…

 

 大自然がお前の思うがままになるわけがないわい!

 

😖…。

 

撮影 2月18日

 

つづく

 

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