前回のつづき
紅い雪
途中の渓流で氷模様の撮影を堪能した後、やっと例の森へたどり着いたわい。
撮影 2021年1月
ワシがホームグランドの一つにしている、熊が出る(という看板の立つ)森じゃ。
渓流撮りに時間を喰ってしまって、到着したときにはもう夕暮れじゃ。
こんな時間になってしまっては、明朝の撮影に向けてのロケハンはもうあきらめたわい。
しかし地平線に雲はないし、この分なら明朝は上機嫌のお天道様にお目に掛かれそうじゃ。
実は天候のほかにもう一つ心配していることがあるのじゃよ。
それは降り積もった雪に足跡がついてしまっているのではないかということじゃ。
雪を撮りたいと思っているのに、その雪に足跡がついてしまっていては何をか言わんやじゃからのう。
大分前のことじゃが、意気込んで来てみたら肝心の雪が踏み荒らされてしまっていて、泣く泣く帰ったことがあったのじゃ。
今度はどうじゃ?
…と、恐る恐る下見に行ってみると…
やれやれ。今日は大丈夫なようじゃ。真っさらな雪が待っていてくれたわい。
しかし時間が経つにつれて、だんだん雲行きが怪しくなってきたぞえ。あんな黒い雲が湧いてきたわい。
いくら真っさらな雪があっても、肝心のお天道様がお隠れ遊ばしたんじゃあ何ともならぬからのう。
そのときは仕方がない。
潔くしっぽを巻いて帰ることにしようわい。
それでは今夜のところはいつものように🍺&🍱➡![]()
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そして翌未明じゃ…。
おお!
いい天気じゃ。雲一つないわい。
さあて、森の中へ入ってお天道様を待ち構えるとするか。
日の出前からもうほんのり染まっているわい。
そろそろじゃな。
お出ましじゃ!
その途端、木立の間から射し込んで来た朝光が雪面を紅色に染め上げた。
紅い光は樹木にも注ぐ。
深紅に染まるのはほんの数分じゃからのう。
シャッタースピードとか絞りなどを考えている暇はないわい。
ただむやみやたらににシャッターを切りまくるだけじゃ。
ただし夢中になるあまり、自分が雪の中へ踏み込んでしまっては元も子もないからのう。
雪を踏んづけないように撮るのは神経を使うわい。
お天道様が次第に高くお昇りになって行くと…
雪面も徐々に色あせて行く。
…となると、そろそろワシの帰宅時間も来たようじゃ。
今年もこの森へは何度も足を運んで、変わり映えのない写真ばかりUPすることになるじゃろうが、これからも我慢をしてご覧になってくだされや。
それでは皆の衆、今日のところはこれでオサラバ、サラバ![]()
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撮影 2022年1月2日~3日
おしまい
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