光りを求め~初秋の霧ヶ峰 その3 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

前回のつづき

 

光りを求め~初秋の霧ヶ峰 その3

 

 

 アラームが鳴った。現場で車中泊した朝、午前5時じゃ。

 

 早速、車外の様子を窺うと・・・。

 

 な、なんじゃ!?ポーン

 こりゃどうしたことじゃ。文句なしの曇りじゃないかえ!

 

 予報ではあんなにマークが並んでいたというのに!
 

 ワシがイメージした、矢のように湿原に射し込んでくる朝光はまたもや来年までお預けじゃないかえ。

 

 来年? こんなに老い果ててしまったワシには後がないんじゃよ。どうしてくれるのじゃ!

 

  と、いくらほざいてもこれが現実なのじゃあ😫

 

 

 ちょいとばかり雲の切れ間が見えたところで、これじゃあ何ともならぬわい。

 

 

 いくら待ってもいつもの見慣れた風景じゃ。

 

 呆然としてしばらく立ちすくしていたのじゃが・・・

 

 遠くの空は何となく色づいているのう。

 

 あちらへ移動してみるか。

 

 もうここはあきらめたわい。

 

 ・・・というか、あきらめざるを得ないのじゃ。この曇り空ではのう。

 

  

 移動の途中のこの辺りは西向きじゃからまだ薄暗い。

 

 

 東の方も上空は厚い雲で覆われてはいるが、山際は明るくなっているわい。

 

  雲海から顔を出す富士山。

 

 

  雲が染まっている。

 

  霧の彼方から日の出じゃ。

 

  霧が黄金色に染まった。

 

 フムフム。なかなか面白い光景になってきたわい。

 

 

 

 

 霧のお陰でお天道様がはっきり見えるわい。

 

 

 

 

 樹木が葉を落とした今の季節だからこそ会える光景じゃのう。

 

 こういう雰囲気。わしゃあ好きじゃ。

 

 

 


 ウロチョロしているうちにお天道様も天高くお昇りじゃ。そろそろ行楽の衆の車が登ってくるころじゃわい。

 

 わしゃこの辺りで退散するとしようかのう。

 

 最初に思い描いた通りの光景にはならなかったのじゃが、霧のお陰で日常では見られない光景にも出会えたし、まあ半分満足と言ったところかのう。

 

 さすが「霧」の霧ヶ峰じゃて。

 

 それでは皆の衆、一先ずサラバじゃぞえ。またのうバイバイバイバイバイバイバイバイ

 

撮影 10月27日

 

おしまい

 

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