霧の朝 その1 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

霧の朝 その1

 

 

 わしゃあ土日や祝日が嫌いでのう。 

 

 そりゃあ現役世代の衆には待望の休日じゃろうが、 それだけに道路も行先も大にぎわいになるからのう。

 

 だから土日祝日には基本的に撮影に行かないことにしているのじゃ。

 

 そんな日にわざわざ出かけなくとも、世捨て人のわしゃあ平日にいくらでも行けるのじゃ。

 

 今日は木曜日(10月14日)。嫌いな土日が迫ってきているわい。

 

 行くなら今日か明日のうちかのう。

 

 かと言ってどこへ行ったらよいのじゃ?

 

 紅葉にはまだちょいと早いしのう。

 

 仕方がない。こういう時は神頼みならぬ近所のダム湖頼みじゃ。

 

 湖面に朝の光がなだれ込んでくる瞬間でも撮って見ようわい。

 

 ここならワシの住処から30分前後の場所じゃ。

 

 今回は車中泊はやめて、金曜日の早朝4時に出発すれば夜明け前に充分間に合うわい。

 

 日の出時刻は冬に向かって徐々に遅くなってきたものの、現場で車中泊するようなわけにはまいらぬから‟早朝出勤”もなかなか大変じゃ。

 

 

 ダム湖へ着いた。

 

 ヘッドランプを頼りに、漆黒の闇の中をヨタヨタと河川敷まで降りて行くと・・・。

 

何じゃ。霧が出ているではないかえ。

 

霧が湧いていたのでは、矢のよう射し込んで来る朝光なぞ望めそうもないのう。 

 

 その代わり霧が光に染まって、辺りは朱の世界になるかも知れないぞえ。

ムフフフグラサン

 

よく見ると、湖面にはわずかじゃが毛嵐が湧いている。

 

そう言えば今朝の気温は13℃じゃったからのう。寒くてダウンコートを着込んだぐらいじゃ。

 

ちょいとばかり明るくなってきたのじゃが・・・

 

明るくなっては来たものの、お天道様はなかなかお出ましにならぬのじゃ。

 

日の出の公式時刻はとっくに過ぎているのじゃがのう。

 

目の前の山が高いからそれだけ日の出が遅れるわい。

 

仕方がない。ヒマつぶしに周りの景色でも撮っておくか。

 

 

 

毛嵐は湧いているが、川霧が出ないわい。山霧だけじゃ。

 

イチョウもまだ青々しているのう。黄色に色づくころにまた来てみようか。

 

 

まだまだじゃ。気のもめることじゃ。

 

 

 

 

そろそろかのう。湖面がオレンジ色に染まってきたぞえ。

 

霧もオレンジ色じゃ。

 

湧き立つ毛嵐。

 

 

もうすぐじゃ。

 

やっとお出ましになったわい。

やれやれ。随分お待ちしましたぞえ。

 

やっとお天道様を拝顔できたのじゃが、わしゃ待ちくたびれたわい。

 

 

 

ブログもこの辺で一服させてもらってもよろしいかのう。

 

あとは次回まわしじゃ。

 

年寄りのわがままをどうかお許しくだされや。

 

撮影 10月15日

 

つづく

 

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