帰らぬあの日
ちょいと間があいたわい。
毎年のことじゃが、この時期になると、どこへ撮影に行ったらいいのかさっぱり分からなくてのう。
撮影意欲はあるのじゃが、この季節とこの天候に適した撮影地が思い浮かばないのじゃ。
先日、暇つぶしに去年の今ごろにUPしたブログを見返してみたんじゃよ。
するとやはり去年もネタに困ったらしく、「思い出写真」と称して過去に撮影した写真をUPしていたのじゃわい。
そこで今年も去年のマネをして、「思い出写真2021版」でこの時期を乗り切ろうかと思ったのじゃ。
というわけで、それではー
滋賀県の湖北地方の公園に大きな池があるのじゃがのう。
その池には夏になると毎年ハスが繁茂するのじゃよ。
ワシの近所にもハス池はいくつかあるのじゃが、周囲には民家やら人工物がやたら多いために、辺りの風景を取り込んで写すことが出来ないのじゃよ。わしゃ人工物は極力排除したいからのう。
その点、この公園は人工物があまりなく、東には伊吹山が遠望出来て、ワシのお気に入りの場所でのう。
7月になると毎年ここへ何度か通ったものじゃ。
ところが数年前のことじゃった。
いつものように勇んで出掛けてみると、何と、池の中はもぬけの殻なのじゃよ。
2017年7月撮影
広い池の中に申し訳なさそうにたった一輪だけがポツンと咲いていたわい。
あとから聞いたところによると、消滅の原因は池の土壌が変化してしまったからではないかというのじゃ。
毎年夏になると、池からあふれるほどに繁茂して、訪れる衆を楽しませてくれたハスがいきなり消えてしまったのはにわかに信じがたいのじゃが、ないものは無い。
あれからあの付近を通るたびに立ち寄っては見るのじゃが、何度行ってみても池は空っぽ状態なのじゃ。
そこでちょうどブログのネタに困っていたこともあって、ハスが池を彩っていたころの画像をUPしてみようと思い立ったというわけじゃ。
さて、時は2015年7月、公園の駐車場で車中泊した朝ー。
東の空が明けてきた。 はるか彼方に伊吹山が見える。
朝焼けが始まった。
葉っぱが水面を覆い尽すほど繁茂してしまうと、こういう光景はお目に掛かれないからのう。
この池は適度に水面の様子が見られるからうれしいわい。
朝焼けが水面を彩る。
花に光が当たる一瞬を狙ってパチリ。
逆光も好きじゃわい。
花びらの上に一寸法師でも乗ってくれないかのう。
紅一点。
この日は風が全くなく、鏡のような水面は鮮やかにハスを映し出した。
朝露一滴。
そして…
この蓮池は・・・
もう…
戻ってこない・・・😭😫
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