ブナ林霧氷
ダム湖の朝景が期待外れに終わり、ぶつぶつボヤキながら帰途に就いた途中のことじゃ。
時々出掛けるブナ林の前を何気なく通りかかると…
おや?
何と、辺りは見渡す限り真っ白けじゃ。
こりゃあ思わぬ光景に出くわしたわい。
ダム湖を去るときはそれほど寒くなかったから、霧氷や樹氷のことなぞ思っても見なかったのじゃ。
この辺りは標高も高く、風の通り道にもなっていて、真冬には霧氷ができやすい場所なのじゃが、12月に見られるとは思わなかったのう。
何だか儲けものをしたような気分じゃ。
霧氷が出来ることが分かっていれば、ダム湖なぞ行かずにここで車中泊したのじゃが…
(虫のいいことばかり言いおって
)
惜しむらくは光がないことじゃ。朝はあんなに快晴じゃったのにのう。
晴れていると霧氷が青空に映えるのじゃが、こんな曇り空ではのう。
霧氷を撮影した後は、道沿いの渓流を撮りながら帰途に就いたわい。
渓流沿いの立ち木も雪に覆われて、普段とは違った姿を見せてくれる。
やれやれ。真っ昼間の撮影じゃから平凡な写真になってしまったが、予期しなかった光景に出会えて、ちょいとだけ満足感を味わったというところかのう。
それでは今度こそこれでオサラバじゃ![]()
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またのお目もじを待っていますぞ。
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