さて翌日じゃ。
しめしめ。空は晴れて、霧も湧いているぞえ。
ところが霧は上空を流れていくだけで、森の中は何の変哲もない。枯れツツジばかりのただの森じゃい。![]()
木々の間に薄紅色に染まった霧が垣間見えるがのう。
朝陽は雲隠れじゃ。いや、霧隠れじゃ。
それにツツジがこんな具合じゃあのう。
こうなったらもう撤退じゃ、撤退じゃ。
来年になったらリベンジのリベンジをするまでじゃ。
それまで生きておったならのう。![]()
1/5秒
こんな長い露光でも手持ち撮影が出来るのじゃからのう。
昔じゃあ考えられないことじゃわい。
1/8秒
1/120秒
こんなスピードなら楽々じゃ。
1/13秒
0.5秒
これが限度かのう。
5秒
さすがにこのスピードになると手持ちは無理じゃからのう。
三脚のお世話にならざるを得ないわい。
30秒
この露光時間になると、流れはまるで綿かシルクのように見えるのう。
30秒
こんなに長時間になると、手前の木の枝は風に揺られてブレブレじゃが、これはこれでチト面白いじゃないかえ。
クソ面白くもない車中泊じゃったが、何も収穫がなかったわけじゃあないぞえ。
抑えるところはちゃんと抑えておいたから安心とくれ。
それではまたのう。サラバじゃ。![]()















