第2回あてどもない旅~その12高田城址の桜・妙高・飯綱高原 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 翌日は妙高へ行ってみようと思ってな。

 

 

 車を走らせていたら、道すがらに満開の桜がたくさん咲いているのを見かけたわい。

 高田城址公園というところじゃそうな。

 車を停めて撮影しようとしたら整備員に誘導されてしまって、着いたところが河川敷の広大な駐車場じゃ。

 こんなに離れたところへ来てまで撮影する気はなかったのじゃがのう。

 

 だが、こうなったら乗り掛かった舟じゃ。

 トボトボとあの公園まで歩き始めたわい。

 

 ところが遠い遠い。

 近ごろこんなに歩いたことはないぞえ。

 琵琶湖より歩きでがあるわい。

 

 着いたころにはくたびれ果てて、撮影意欲もなくなり、数枚撮っただけでサヨナラじゃ。

 

 

  この時間帯、この天候の桜にはあまり興味ないしのう。

 

 

 その足でわしゃあ今日の目的の妙高を目指したんじゃ。

  妙高には水芭蕉の群生地があるからの。

 だけどちょいとまだ早いかのう。

 

 何じゃい。ここはまだ雪だらけじゃ。

 さっきの満開の桜公園とはまるで違うぞえ。

 

 ほんの少しだけ芽吹いてはいるようじゃが、これじゃあ撮る気にもならんのう。こりゃダメじゃ。

 撤収じゃ。

 

 

 こうなったら 次は飯綱高原じゃ。

 日が暮れてきた。

 今夜はここで車中泊じゃ。

 

 

 夜になって、退屈じゃからカメラを取り出した。

 

 手持ちじゃからブレブレじゃが、こんな程度なら撮影可能じゃ。

 真夜中に手持ちで撮れるなんて、フィルムカメラ時代には考えられなかったことじゃわい。

 夜霧が出てきた。

 

 おや、霧氷らしきものも付いてきたぞえ。

 ひょっとすると明日は・・・。爆  笑

 期待を胸に日本酒zzzzzz

                                                        つづく