雪が降らない | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 季節は真冬だというのに雪がなかなか降らないのう。

 日本海側は結構な雪らしいが、こっちはカラカラの晴天が続いているわい。

  冬の風景写真はやっぱり雪じゃもんなあ。

 しばらく我慢をして降雪を待っていたのじゃが待ちきれなくなり、とうとう業を煮やして近所の河川敷へ出かけたわい。もちろん日帰りじゃ。

 

 前にも書いたように、この川にオリンピックのカヌーの練習場を誘致したいとかいって(うわさ?)、急きょ整備工事を始めたため、車で河川敷へ入れくなっているんじゃよ。

 仕方がないから路上駐車をして降りて行ったわい。

 

 若い時なら何でもなかった動作が、この歳になるとなかなか大変でのう。

 カメラ、三脚、レンズなど撮影道具一切を担いで河川敷まで降りて行くのはかなり苦痛じゃ。

 

 そろそろ東の空が明るくなってきたぞえ。

 

 

 日の出を迎えた。

 ワシやあ、山と山の間から、朝日が一条の光となってさーっと水面を照らし出す、という光景をイメージしておったんじゃが、何のことはない、当てが外れて山を照らし出したわい。がっかりじゃ。

 

 

 

 

 

 日の当たらないところはまだ薄暗いのう。 

 川の一部は凍っているわい。

 

 まだ早朝のせいか、カヌー練習場の工事現場も静かなもんじゃ。

 工事が始まらないうちにそろそろ撤収するとしようか。

 工事が早く終わって、また元の静けさが戻ってくればいいのじゃが、

 終われば終わったで、さぞにぎやかになってしまうんじゃろうなあ。

 

 あちらこちらで自然がだんだん失われて、カメラマニアの居所がなくなってくるわい。

 寂しいことじゃのう。

 河畔に咲いていた寒椿