高ボッチ高原へ | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 紅葉撮影も今年は終わり、いよいよ冬モードに突入じゃ。

 

 と言っても、今年はちと勝手が違っているのう。12月になったのにこんな陽気じゃあ、雪なんてさらさらお目に掛かれそうもないわい。

 

 ところが、雪が降ろうが降らまいが、この季節になるとどうしても足を向けたくなるところがあるんじゃよ。

 それは長野県は岡谷、塩尻、松本各市と境を接する高ボッチ高原じゃ。

 

 ここは今のうちに行っておかないと、もうすぐ道路が冬季閉鎖になってしまうからじゃよ

 高ボッチのメインポイントはもちろん、夜明け前の諏訪湖越しに見える富士山じゃ。

 

 じゃがここの写真は今までに多くのプロやアマチュアカメラマンが嫌というほど撮っていて、数々の傑作が生まれているからのう。

 

 じゃから同じところで撮影してもそれ以上の作品をモノにできるとは思えない。

 従ってそこは敬遠して、ほかの場所へ行きたいんじゃよ。

 

 実は高ボッチに続く道に鉢伏山という撮影ポイントがあってのう。

 ホントはそこへ行きたかったんじゃが、そこはもう一足早く冬季閉鎖になっているんじゃよ。

 じゃから高ボッチで我慢するしかない。

 

 着いてみると、日曜日じゃというのに、車の姿があまりないわい。こんな陽気じゃから、ここへ来ても面白くないわなあ。

 

 ん…?

 こんなものが出来ているぞ。

 

 7月に来た時には見かけなかったなあ。

 ここへ登れば新発見があるかもしれないぞ。

 これくらいなら登れるかも…。やってみるか。

 手すりにつかまりながらヨタヨタ登っていると、後から来た子供が、飛ぶように追い越して行ったわい。うらやましい限りじゃ。

 

 やっとたどり着いて周りを見渡すと、何ということもない。東側に諏訪湖、西側に北アルプスのおなじみの風景が見えるだけじゃ。

     昼間はかすんでしまい、富士山は見えないことが多い

 

 これなら下から眺めても大して変わらないわい。

 

 広い駐車場へ行ってみると、ここには結構車があるなあ。

 でもいつもよりは少ないのう。

 

 鉢伏山への道路はどうじゃ?

 やっぱり御覧の通りじゃ。

 冬季閉鎖といっても、雪などさらさらないのに、なぜ通せんぼするんじゃろ?

 雪が降ろうが降らまいが、毎年決められた閉鎖の日が来れば容赦なく閉鎖してしまうんじゃからのう。

 もうちょっと融通を効かせて貰いたいのう。

 

 さて、撮影といっても何も撮るものがない。

            北アルプスも雪は少ない

 

   夕方になると諏訪湖畔にライトが点いてきた。富士山は見えない

 

 あっちへウロウロこっちへウロウロしているうちに西の空が茜色に染まってきた。

 今夜は駐車場横の空き地で車中泊じゃ。

 

 晩酌も済んで寝ようとしたら、松本市街の夜景がきれいじゃったから、ついでに撮影して、あとはわがベッドルームで眠い眠い眠い眠い眠い

 

 雪が降るころ、もう一度来てみるか。それまで閉鎖されないことを祈るのみじゃ。