鉢伏山で車中泊 | 89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

89歳の車中泊撮影記~風景写真に魅せられて~

風景写真に魅せられた後期高齢者が、時には車中泊を織り交ぜながら撮影を楽しむ様子です。
                       
                       








                        

 鉢伏山というのは、高ボッチから尾根続きにある標高2000メートル近い山で、初夏にはレンゲツツジが咲き乱れ、カメラマンでにぎわうところじゃ。

 

 中腹まで狭いながらも車道が伸びているから、年寄りでも出かけられる。

 

 もちろん車を降りて頂上まで登山道を登って行ったのは60代のころで、それ以降は車道の終点までしか行ったことはない。というより体力が衰えて行けないんじゃよ。情けないことじゃ。

 

 それでも道すがらには四季それぞれに面白い撮影スポットがあって、1年を通して楽しめる場所じゃ。

 

 以前は真冬でも上って行けたが、近年は冬季閉鎖になってしまって、真冬の絶景が撮れなくなってしまったのは残念じゃがのう。

 

 さて、あちらこちらと被写体を探し回っているうちに夕方近くになったので、今夜のねぐらを探さなければならない。

 

 高ボッチ駐車場のにぎわいは避けて、鉢伏山の中腹の2,3台しか停まれないような小さな空地に一夜の宿を借りることにしたんじゃ。

 

 ここからは松本市街を見下ろすことができ、かつてはここから撮影した作品が入賞したこともあったが、近年は目前にそびえる樹木が大きくなってきて見通しがきかなくなり、ここからの撮影は困難になってきているのじゃ。

 

 それでも夕闇が迫ると雲が赤く染まり、街灯りも木々の間からちらちらするようになると、カメラマニアの本能からか、知らぬ間に三脚やカメラを取り出してしまう自分が居るのじゃよ。

 しばらくは撮影を続けたが、たいした写真も撮れないので、例のように食卓をハンドルに掛け、コンビニ弁当で晩酌を決め込んだわい。

 

 そのころには気温もぐんぐん下がり、午後8時ごろには22度。朝起きた時は17度となっていたぞ。