❍ 映像演技研究所~❤ -7ページ目

❍ 映像演技研究所~❤

映画やTV等の映像演技を学ぶWS(ワークショップ)です。

演技を学ぶうえで一番大切なのは、優先順位をつけることです。

もちろん、なんでもそうなのですが。

それを念頭に置かず、いきなり難しいことをやって早く結果を出すことばかりにこだわっているような気がします。


と言っても、だから永い間、レッスンに通え! と言っているわけではありません。

もちろん名優と呼ばれているかたも、人知れずトレーニングしているものです。


しかしいきなり難しいことをやらされては混乱し、やっぱり演技は難しいんだと萎縮して欲しくはないのです。

幹も枝葉もいっぺんに口のなかに突っ込まれたら、だれだって慌てます。

そしてさらに悪いことに、教えているほうもそれを気づいていないことが多いです。


本当は幹がしっかりしたら、枝葉はじぶんが伸ばさなければ個性は出ません。


それをせずに、細かい枝葉までいっぺんに解消しようとしてドツボにはまっているひとは多いです。

それこそ養成所の思うツボです。

演技はこんなに難しいんだよ、だからたくさん通わなければならないんだよ。


そんなことはありません。


理解しているひとの言葉は、どんな職種でもシンプルなものなんですよ。
次回は先週に続いて、発声や読み方をお伝えします。

作品や監督によって演技プランが変わっていくことはもちろんですが、映画やTVなどメディアによっても注意するところが異なります。

こうした大まかなよりどころを知っているだけでも、現場で落ち着ける助けとなります。

ちなみに再来週は、また撮影が入る予定なので、お休みします。
壇蜜(山村サキ)さんの父親役で出演しました。

彼女の幼少期のトラウマが事件をドラマティックにしていくのですが。

その要因となる父親は後半回想シーンにでてくるものの、じつは彼女が口にしているような人物ではなかった。

という方向で、役作りをしたんですね。


そうすることによって彼女の経歴がより味わい深くなり、最後にサキが活きると思いました。
繰り返し同じ監督に声をかけてもらうのは、プロで俳優を続けていくには譲れない生命線となります。

どんな些細(ささい)な役に見えても、その役を演じたい俳優、かれらを推したい事務所はゴマンとあります。

そのなかでぼくたちは、毎回現場で結果を出し、毎回たくさんのなかからやっぱりあなた、と振り向いてもらえなければなりません。


もしかしたら、もっと良い俳優がいるんじゃないかしら?


今回はこのひとのほうが、キャラクター的には合ってるんじゃないのかな?


数えきれないプロフィールが山積みになっているその向こうに。

そうした数々の誘惑を乗り越えて、ふたたび連絡をしようと思ってもらえるには、ただある程度の演技ができるだけでは、とうてい追いつきません。