なにか新しいことをするとき、つぎのレベルへ向かうとき。
それができない理由なんて、そんなものはゴマンとあるわけです。
たとえば、この芸能界。
俳優になりたいとか、アイドルになりたいとか。
憧れるひとは、たくさん居るわけで。
それで、どうしてみんなやらないかというと、
もちろん仕事にすることは難しい、と判断しているからなんです。
そしてそれは、とても正しい決断だと思います。
ですが、それでもやろう! というひとがごく一部いるんですね。
ほとんど需要のない世界ですから、かなりの覚悟を持って臨(のぞ)んでいるはずです。
でも、そのうち直面します。
簡単ではないことに!
先の順序で考えると、当然それも承知のうえで足を踏み入れたわけですが、人間ってそうした行動でなく、大抵の場合、リアクションでそのひとのキャラクターというものが見えてきます。
つまり、こうした難題に直面したときに、どう反応していくのか。
個人的には経験上、つぎの3つに分かれます。
1.行動する。
2.諦める。
3.できない理由を並べる。
ぼくは1度始めたからといって、絶対に続けなければいけない、とは思いません。
たとえば俳優を仕事にすることを諦めて自主映画や小劇団に邁進(まいしん)している同業者も大勢います。
むしろ、なぜかならずしも専業になる必要があるでしょう?
もちろん人生において全体的に判断する必要はありますが、むしろ見切りをつけて、どんどんつぎの経験をしていくことは大切だと考えています。
それで、かつての経験と結びついて新しい価値を知る、なんてのはよくあることです。
よく「継続は力なり」という言葉で、なんでも途中で投げ出してはいけない、なんていうかたもいらっしゃいますが、おそらくじぶんにとって納得できなければ、続けること自体には価値はないと思います。
永く続いているのは続かせているのでなく、気づいたら続いちゃってるんです。
それはさておき、一番の問題は「できない理由」を並べることです。
他人に相談したとき、リスクのほうが大きければまず止められます。
理由はゴマンとありますから。
これは相手が悪いのではなく、リスクを超えた価値はじぶんにしか解らないからです。
その価値を相手が理解できなければ、けっして応援はされないでしょう。
それは仕方のないことですが、もしこれがビジネスパートナー、たとえば事務所やスポンサーであれば、それは直接の障壁(しょうへき)となります。
○○だからできない。これこれこうだから無理だ。。。
行動しているひとは、リスクが高いことを承知でこの世界に飛び込んでこの仕事をしています。
できない理由、無理な理由も当然承知しています。
それをどう打破していくか、というつぎのレベルから話をしています。
それに気づかず、できない理由を繰り返すひとからは距離を置かなければなりません。
俳優はもちろん個人の魅力も必要ですが、ひとりではできません。
おおくのスタッフの支えによって成り立つ職業です。
すなわち、そのできない理由から話し出すブレーンはじぶんの能力となります。