今では身長175cmもあるうちの長男くんですが、産まれた時は死にそうだったんです泣くうさぎ

今回はその話を。





この地震のあとです↓






長男出産物語


臨月で直下地震にあい、

震度5強の揺れに耐えられず、

私は体を壁に打ちつけられ、

地震の恐怖と余震で、ストレス満載。



地震後は産婦人科から、

「ストレスを感じて、赤ちゃんが予定より早く産まれるかもしれないので、気をつけて」と電話もいただきました。





里帰りしていたので、私の両親はお腹に向かって

「おーい、赤ちゃ〜ん、

まだ出てきちゃダメだよー!」

とか


「しっかり へその緒につかまってろよー!」

とか


「産まれる時は、気合いを入れて、タスキかけて出てこいよー!」

と、毎日 独特の声かけをしてましたあせる





ちなみに、私は妊婦中は特に問題もなく、

初期のつわりがひどかったくらいで、かなり身軽な妊婦でしたので、

きっと出産も順調だよグッド!

と言われてました。




だがしかし、

人生なにが起きるかわからない


順調に進んでいたお産が、ぴたりと止まり…

急展開するんです。






私は自然分娩での出産を希望。


予定日前日に陣痛が始まり、だんだんと間隔も短くなり、助産師さんにも

「初めての出産なのに、順調にすすんでるねぇ。

上手に痛みを逃してるよ〜。いいねーグッ

なんて言われ、いい気になっていたオイラ。


陣痛開始から15時間程たち、

いよいよ分娩台に上がりイキんでいいよのOKが出た!


波に合わせてん〜ムキー

「いいよ〜うまい うまい」と言われて、さらに調子に乗って ん〜 と繰り返す、、、


ところがびっくりマーク



あるところから急にお産が進まなくなったガーン

イキんでも イキんでも、赤ちゃんが進んでこない。

なんで?

どーしたのよ⁈




お腹から実況中継

はい、こちら

お母さんのお腹の中です!

えー、こちらの状況をお伝えします!

この時ですね、すでに赤ちゃんの首には

へその緒がからまっていた

模様です。


赤ちゃんは外に出ようと頑張っていますし、

お母さんもしっかりイキんでいますので、

産まれようとする力はあるのですが、

へその緒に引っ張られてお腹の方に戻される、とでも言うのでしょうか。


へその緒は胎盤につながっていますので、

まさに出たくても出られない、

こういった状況が続いております。



あれ、なんだか空気感が変わってきたぞ真顔


助産師の方もなにやら嫌な予感がしたのか、

さっきまでの ザ・明るい出産!

な雰囲気ではなくなっている。


最後に出てくるはずの先生も

ここですでにご登場!


私は相変わらずん〜と頑張るが、

頭が見えそうになるとまた引っ込んでしまう、の繰り返しだったらしい。



もちろん その時の私には

「赤ちゃんのへその緒がからんでる可能性がある」なんて伝えてもらえない。

なので、得体の知れない不安が押し寄せてくる。


なんでだろう⁈

何が起きてるんだろう?



すると、ここでピタリ

とお腹の痛みが止まった!


あれ⁇ あれれ???





はい、こちら再びお腹の中です。

赤ちゃんはですね、どうやら眠ってしまったようです。

この長時間の過酷な戦いに疲れたのか、

それとも これから来るであろう

まだ続く長い戦いのために、一度休憩しているのか、とにかく眠ってから15分ほどたちました。


あいかわらず首にはへその緒が…


おーっと、これは、なんと!


シンプルに首だけ でなく

なんと片手も一緒に巻き込んで

絡まっているようです!!!

そりゃあ産まれにくいわけです。


これは大変です!

この後、時間がかかれば 命に関わる問題です。

なんとか早く産まれてほしい!


お腹からは以上です。



赤ちゃんが少し眠ってくれたおかげで

私もひとときの休憩が取れたよ。

といっても分娩台のままニヤニヤ


その間に酸素吸入をしたり、水分をとったり…

この後が本当に大変になるとも知らずに。



しばらくして、またお腹に張りと痛みが戻ってきた!赤ちゃんが目を覚ましたらしい。


私もまだ元気はある。まだ頑張れる!


よし、お産の再開だ!

赤ちゃんと息を合わせて、早く産まれるように頑張ろーグー




はい、こんにちは。途中で失礼します。

こちらは産婦人科でーす。


病院といたしましてはこの時点で自然分娩をやめ、帝王切開に変更するなど、

一刻も早く赤ちゃんを外に出してあげたい。

というところなんですが、


こちらの赤ちゃんはヤル気に満ちておりまして、

この時点ですでに かなり下の方まで頭がきておりますこと、

さらにお母さんは異常な出血もなく、気力体力ともにありますので、

この後も分娩に耐えられると判断しまして、

とにかく赤ちゃんを早く出してあげるため、

このまま出産を続けることになりました。

(助産師 後日談)




でも出産を続けるといっても、すでに時間はかなり経ち、母子共に疲労している。



産道は狭い。

早く赤ちゃんを外に出してあげないと、苦しいはず。

やばい。

と私もさすがに感じた。



あ、この時点でも、まだ私には

へその緒が絡まっているかも…とは教えてもらってないので、

私はなんだかよく分からないままです。



身体はかなり疲労しているはずなのに、なにやら分からないエネルギーが全身に溢れ、気力もみなぎっていた 当時の私。

火事場の馬鹿力って、こういうことかなと思ったりもした。


赤ちゃんも一刻を争うと勘付いたのか、産まれようとするパワーが感じられた。


私も何時間もいきんできたから、赤ちゃんとの息の合わせ方も分かってきたぞ。


せーのっ、んん〜〜〜ムキー


「続けてもう一度いきましょう」

↑オニ助産師

私「え⁈あ、はい。んん〜〜〜ムキー



ダメだ、産まれない‼️

こうなったら、最後の手段!


先生のとった行動、それは!





次回へ続く!

長くなってすいません🙇‍♀️




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