--Forum Romanum--


う゛あ゛~あ゛づい゛~

まだ、5月の終わりだというのにイタリアの日差しは容赦なく照りつける。

一歩進む事に汗が吹き出る。半日歩いて体もベタベタだ。


とりあえず一旦ホテルに戻る事にしよう。イタリアでいうとこのシエスタってヤツだな。

夕方からまた出かければいいさ。がっついて観光するこたぁ無い。


午前中に比べ重くなった足取りでよっこらせっと歩きだす。

まずは近くの地下鉄駅を目指して歩き始めた。


歩き始めて数分。少しひらけた公園のような場所にたどりついた。

なんだ、ここは?

どうやらフォロ・ロマーノとかいうらしい。よくわからんが遺跡が立ち並んでいる。

入場も無料だし、せっかくだから入ってみるか?

と、中に入ってみると

なんとも不思議な場所だ。

紀元前2世紀くらいからの遺跡がゴロゴロとあっちゃこっちゃに転がっている。

見た感じ何か特別に遺跡を保護しているようには見えない。

ほったらかしてるようにしか見えないのはオレが素人だからなのか?


うーん、日本だったら暴走族が

「露汚魔最強!遺跡上等!!」

なんて遺跡に落書きしそうな気がするw

だって普通の公園みたいに入場できるんだもんww


歴史などをまったく調べてこなかったんで詳細はまったくわからんが

有名な台詞「ブルータスお前もか!」ってのもここいら辺で言ったらしい。

確かシーザーが腹心ブルータスに裏切られたとかなんとか・・・

むぅ、勉強不足・・・・

それにしても足が疲れたよ。ビールが呑みたいよ。

と、その時


コロッセオっぽい建物発見!!!

こうなったら仕方がない、ついでだからあそこまで歩こう。


2000年以上の歴史を踏みしめ、シーザーの無念を背にして

コロッセオらしき建物を目指し始めた。

それにしても、少しくらい歴史の勉強してくりゃよかったよorz

--bocca della verita'--


トレビの泉でコインを投げ込み、腹も膨れたのでもちっと歩こう。

さて、次はドコへ行こうかね?

「ローマの休日」をなぞらえるならスペイン階段、トレビの泉ときたらやっぱり「真実の口」だろ。

もちろん「ローマの休日」なんか観てないがw

人の流れに乗っかってトレビの泉を後にして、古都ローマをてふてふだらだら歩き続ける。


真実の口って確かあれだよな、嘘つきは手を噛み千切られるってヤツだよな。

それじゃ、オレなんかが行ったら両手両足切断されて大流血の大惨事になるな。

閻魔さんが近くにいたなら舌まで抜かれちまうよ。


嘘ってのは世界中ドコでも罪なんだな。


そうか、そうなのか、それにしてもここはどこなのかね?

まっだぐわがんね。

人の流れについてきたのが失敗か?

こんなとこにきちまったorz

階段の先ではパフォーマー達が大勢いた。

オレってば大道芸が目的じゃないからw

やはり他人は信用ならん!


地図を開きながら坂を下る。それらしきものは見えてこない。

そして自転車目的でイタリア旅行に来たことはすっかり忘れているw

むむっ!地図によるとどうやらコレが真実の口か?

なんだかさえない建物だ。


中をのぞいてみると、あったー!真実の口!!

手を入れて記念撮影するために行列が出来てるー!

おそらく世界でもっとも人の手を食い散らかしてきたであろう真実の口。


実はこの真実の口、紀元前4世紀ほどに作られたマンホールの蓋らしいのだ。(詳細は不明)

マンホールの蓋にこれだけの装飾をするなんてたいしたもんだ。

それ以前に紀元前4世紀のものが人の手で触れる状態にしてあるってローマすげぇ!

普通これだけのものだったらちゃんと保管するだろw


でも、街全体が遺跡みたいなローマにとってはきっと大した問題じゃないんだろうなぁ

すげーぜ!ローマ!そして疲れたオレはそんな歴史の上を歩いて宿に戻る事にした。

だって、5月なのにすげー暑いんだもん!

--Fontana di Trevi--


ちょっと前に「話を聞かない男、地図が読めない女」 なんて本があったが

ちょっと歩くたびに地図を広げ、また迷う。

さしずめいうなら今のオレは「話が出来ない男、地図も読めない男」というところだ。

骸骨寺を出て歩いて1分。ほんの目と鼻の先にある交差点の角に「蜂の噴水」というのがあった。

これ、ものすごく地味だがガイドブックにも載っているのだ。

ベルニーニ作という事なのだが、そのベルニーニを知らない。

どうやら昔は馬の水のみ場として使われていたらしい。贅沢な馬だ。

ローマは街のあちこちにこういった芸術作品がある。

「すべての芸術はローマにある」 なんて言葉があるくらいで、いくら芸術に疎いオレでも歩いていて楽しい。

しかし、目的は「トレビの泉」こんなとこで足止めをくらっている場合ではない。

しかし、地図をみて歩けど場所がわからないorz

ここはどこなんだろう?・・・

きょろきょろとあたりを見回しヒントになる建物などを探す。んーどれも同じような建物に見える。

しかし、そこで重要な事を発見した。

たちどまって地図を見てる人が多い!!

つまりこれはみんなトレビの泉を目指しているに違いないんだ!

それならばと、そんな人たちの向かう方向へとついて行く。

金髪ねーちゃんの後をつけまわしながら5分ほど歩くと

そこにはトレビの泉が!!

おお!これはなかなか見ごたえがある!

こんなんだったらコインを投げ込みたくなる気持ちもわからんでもない。錦鯉もいないしなw

なんでも最近は1枚のコインを投げるともう一度ローマに来れる。

2枚なら恋人と結ばれる。3枚なら恋人と別れられる。なんて言われてるらしい。

人でごった返してる泉の前まで行って、コインを投げ込む。

何枚投げ込んだかは内緒だwなんにしてもいい結果が得られますように。


コインを投げ込むととりあえず一安心。軽く食事をとる事にした。

5月なのにローマの気温は高く。体中から汗が吹き出ている。

のどの渇き癒したい。飲み物はもちろんビールだ。

泉の近くにあるピッツェリアに入りビールとピザを注文。

これは中々幸せな味だ。こんなん毎日食べてたら太るよぁ。

でも、ビールはうまいピザもうまい。ひとまずカロリーの事は忘れよう。

店の外のオープンテラスで昼間からビールをグビリ。かっー!いいね、こりゃ。

目の前の通りには大勢の観光客が通り過ぎる。和服の団体もいた。

あれはなんだったんだろう?


ちなみにイタリアでは禁煙法とやらがあるのでお店の中でタバコは吸えません。

バーやホテルでも吸えません。外では吸えます。日本の歩きタバコとは逆です。

なので歩きタバコの人がやたら目につく。吸殻もあっちゃこっちゃに落ちている。

芸術の街なのにコレは惜しい!


ひとまずはおなかも膨れ、喉も潤ったのでピッツェリアにて次の行き先を考える。

それにしても歩いて回れるトコにこれだけいろんなものがあるとは驚きだ。

芸術の国の底力を思い知らされた。


↑は芸術とは関係ない。

でもなぜか街のあちこちにこういう水道が見受けられた。

果物を洗ってるシーンなんかも見た。

水道は水が出っぱなし。蜂の噴水といいトレビといい、どうやらイタリアは水が豊富な国のようだ。