--Termini--


疲れ果ててホテルで休んでいたのだが、どうにもこうにももったい無い気がしてきた。

せっかくの旅行なんだからゆっくりしとけばいいのだが、悲しいかな島国根性貧乏性。

な、もんでもちっとローマを満喫しようとシャワーを浴びて再び外出。

出かける先はローマの中心地テルミニ。


イタリア語で終点と言う名の Termini駅。さすがに中心というだけあって大きな駅だ。

でも、東京駅とか新宿駅の方がはるかに大きいな。

たいしたことないぜ、イタリア!w


テルミニ駅から外に出てなに食べようか、どうしようかとまたもうろうろ。

体力的には限界なのに食欲には勝てない餓鬼。

なんかないかなないかなと、ふらりふらりと歩き回る。そこで気づいたここはイタリア。

イタリア料理屋だらけじゃないかw選択肢なんかねーw

つー事で強制的にパスタですwまあ、いいのよ。オレパスタ好きだしね。


とりあえず適当な店に入る。

入るっつっても外で食べたけどね。オープンエアってやつですか?


日本語メニューがあってびっくり。これなら僕でも安心して注文が出来ます。

でもスタッフは当然のごとく日本語しゃべれずちょこっとがっかり。


食事をしててびっくりなんだか素敵なBGMが・・・

流しのアコーディオン????


これがまたイタリアの夕暮れによく似合う。

ロゼのスプマンテにおいしいチーズ。生演奏にすっかりご機嫌。


あーそうかぁ、オレイタリアにきてるんだなぁ・・・

日本語しか話せないけど酒と音楽で人って結構理解しあえるのかもなぁ


そう思って俺は流しのアコーディオン弾きにチップを1ユーロたりとも渡さなかった。

--bar--


奴隷同士の殺し合い施設コロッセオを見学した後、疲れが限界に達したオレはホテルへ戻る事にした。

コロッセオ近くには地下鉄の駅があったのでそれに乗って帰ってもよかったが、せっかくのローマ。

歩いてホテルまで帰ってみようじゃねーかと、コロッセオからポンテルンゴまで歩く事を決意した。

朝から歩いた距離を考えればすぐすぐ!


しかし、イタリアの太陽は残酷で容赦なく体を照らしつける。

じりじりと日焼け、汗すらももう出やしない・・・み、水を・・・


しかし、困った事にここローマにはコンビニがない!どこかにスーパーでも・・・

本格的にやばくなってガイドブックを見ると「ローマは日曜日に休みの店多し」と!!

なるほどーイタリア迷走記:08 で書いたように店が開いてないと思ったらそういう事だったのかぁ

仕事しようぜ、ローマ人。日本人から見たらとても考えられんよ。観光地なんだろ?


もし、次にタクシーを見かけたならば絶対に乗ろう。

そう思いながらぜいぜいと息までを乱しながら歩いているとやたらとBARの看板を見かける。

昼間っからバーってのもなぁ。

しかし、その看板の下ではロマーニャ達が楽しそうに談笑している。

昼間っからなんとも優雅な国だ。仕事しようぜ!


そう文句のひとつもいいたいところだがオレもノドが渇いて限界だ。

バーでもなんでも入ったろーじゃないかい!と、ロマーニャ達に混ざり店の中へ。


まずはカウンターでビールを注文する。これでノドの渇きも癒せる。

するとなぜかバーテンダー「ココジャナイ」とオレの後ろを指差す。

後ろを見ると小さなレジに無愛想な黒人が一人立っている。


うーん、よくわからん。

だが、カウンターで注文するなと言うならば仕方がない。

レジにてビールを注文。レシートとお釣りが帰ってきた。もちろんビールは出てこない。

オレは金を払ってレシートを買ったわけじゃない!金返せ!

と、言いたいがそこは残念小心者。しょぼんとレシートを見つめる。


「オイ、コッチダヨ」


そう言ったかどうかは知らないがさっきのバーテンダーがオレを呼んでいる。

おお、なんだなんだと近づいて見ればレシートよこせと言っているようだ。

しょぼんと見つめていたレシートをバーテンダーに渡すと。

おお!ビールが出てきた!!魔法のレシートだ!こりゃw

どうやら食券みたいな制度になってるんだな。料金先払いって事か。


ビールをグビリと飲み干しローマの街を見渡す。

炎天下の中道行く人はまばらだ。本当に日曜日は休んでいるのだろう。

休日をしっかり取れるというのは 考えてみればうらやましいもんだ。

そういえば自分でスタジオ始めてから休日なんてなかったもんな。

やっぱり休みってのは大事だ。こうやって一休みしてるとつくづく思うよ。

休まなけりゃ歩き続ける事も出来ないんだな。


一休みして英気を養ったオレはなんとかホテルまで歩きつける事ができた。

←このラインは一日で歩いたルート。ローマは歩いてまわれるという事がわかった。


※barは"バール"。イタリア人がよく利用する立ち飲みの喫茶店みたいなとこ。

 コンビニが無いかわりにこういったところをよく利用している。

※バーテンダーじゃなくてバリスタというらしい。

-- Colosseo--


オレは格闘技が好きだ。

大の男二人並べて「どっちが強えんだい?」みたいなのが楽しくて仕方がない。

そんな趣味の悪い娯楽の発祥ともいえよう場所コロッセオ。

これは格闘技好きとしては見ないわけにはいかんだろうて!


フォロ・ロマーノから出てすぐのところにコロッセオはあった。

なんつっても5万人くらい収容できる建物だってんで大きさはかなりのものだ。

近づいてみると、東京ドームとまではいわんないがかなりデカイ!

2000年も前にどうやって作ったんだか知らんがたいしたもんだw


あたりを見渡すと剣闘士を模した人達が結構ウロウロしてる。

ベンハーみたいだ!(観てないけどw)

コスプレまでしてくれてサービス精神旺盛な国だ。

一緒に写真なんかもとってくれるらしい。

でも、確か無許可営業で廃止 になったんじゃ・・・ま、いいか。細かい事は気にしないw


新郎新婦の記念撮影もしていた。これもコスプレ?

奴隷剣闘士が殺しあっていた場所で記念撮影ってありえなくね?


そんな殺し合いの舞台コロッセオ。中も見学できるらしいのだが8ユーロかかる。

うーん、ここまで無料で見学してきた身としては8ユーロは惜しい。

何度も書くが貧乏旅行だw周辺をぐるっとまわって帰る事にした


なんの凱旋門だかしらんがこんなんもあった。

まったくもって勉強不足。歴史とかロマンとか無縁w


コロッセオに関して思い浮かぶのはバキの最大トーナメント編 しかなかった。

なんでもコロッセオで行われていたパンクラチオンが消滅したのは

中国人がずっとチャンピオンであり続けたため、それを面白く思わなかった

当時の皇帝がコロッセオを封鎖したとか何とか・・・うん、所詮漫画だw


今の格闘技と違い凄惨で野蛮な殺し合いを見せていたコロッセオ。それを見て喜んでいた貴族達。

ローマをぶらつくとつくづく思い知るのだが、歴史とは人の死だ。人の死が歴史を彩るのだと思う。

「歴史にこそ美はある」というイタリアの諺は、そういった意味では残酷なのかも知れない。