-ジンバラン・カフェ-


ケチャを見終わると用を済ませてまた車へ乗り込んだ

ケチャの催眠効果が薄れてきたのか頭がすっきりしている

少しとはいえ眠ったおかげでわずかながらに体力が回復したようだ

体力が回復するとお次は腹が減ってきた

呑んで、眠って、食ってって別に日本でもできる事のように思えるが

実際はこうやって旅行にでも来ないと中々できないものなのだ


さて、それじゃあ飯でも食いに行こうとジンバラン・カフェへ向けて車は走り出した

ジンバラン・カフェと言うとお店の名前みたいなんだがお店の名前などではなく

ジンバランにあるシーフード・レストラン群のことをそう呼ぶようだ

昔は地元の人がちょこっと来るような屋台がちらほらある程度だったらしいのだが

観光客が増えるにつれて店を広げいつしか大きくなった

バリの観光客で一番多いのが日本人という事を考えると(二番は豪州)

ここジンバランの発展に一番協力したのは日本人なのかも知れない


そしてこのジンバラン・カフェまさにビーチリゾートの様相

ビーチには数多くのテーブルが広がり、波の音をBGMに夜景を見ながら食事ができる


昼間のジンバラン


さらにはバリでも有数のサンセットスポットらしく美しい夕焼けを見ながら食事なんて贅沢もできるらしい

夕暮れ時はこんなロマンティックなロケーション


きっと、たくさんのカップルがここで愛を語らい

体をよせあって感動を共有したのだろう


よし、オレもその感動を共有しよう


男6人でな!


もうね、こうなってくるとガチホモですよ

テーブルの上にはシーフードがどんどんと出てくる


男だらけなので食い方も汚い



もちろんビンタンビールは欠かせない

シーフードビールシーフードビールビールとテーブルの皿はどんどんと片付いていき

ビンタンの空瓶はどんどんと増えていく


そして極めつけ


生バンドによるBGM!!


曲はBig Mountainのカバーで有名な「Baby,I Love Your Way」

( ;∀;)イイキョクダナー

こうなってくるともうロマンティックは止まらない

男6人でこんなにムード盛り上げてどうすんだよ!

ロマンティックよりも切なさが止まらない


ああ、もう早くホテルに帰りたい

いや、違うよ、誰かと二人きりになりたいから帰りたいとかじゃないよ


限界です・・・


昨日から考えてどのくらいの酒を呑んだだろう・・・

もう無理です。呑めません、食えません

後はベッドが恋しいばかりです


こうやってオレのバリ初日は幕を閉じたのだが

オレ以外の5人はホテルに戻った後さらに呑みに出かけていた

あんたらレスラーですか?

-ケチャ-


猿に神を感じながらケチャの舞台へと足を踏み入れた

ステージの入り口でケチャに関する歴史が書いた紙を受け取りぎゅうぎゅうと席へ押し込められる

しばらくすると男が一人出てきて中央にある燭台へ火を灯した


神への祈りだろうか?これから始まる儀式に身が引き締まる思いだ


そして日は傾き、半裸の男達が所狭しと舞台へ躍り出た

ケチャケチャケチャ チャ チャッチャッチャッ


神への祈りか、悪魔払いか、男達ケチャケチャと歌い続ける

いったいこれにどんな意味があるのだろう?

ふと思ったオレは舞台から目を離し先ほどもらった紙に目を移した

そこには日本語でケチャの歴史がこうつづられていた

「ケチャとは1930年代にバリ人と共にバリ芸術を発展開花させたドイツ人画家ヴァルター・シュピースと、現地の舞踏家が共同して創作した舞台芸術であ、サンヤンと呼ばれる伝統的な舞踏をベースにしています。一般に観光向けに上演される舞踏劇である。」


        ( ゚д゚)
        (| y |)1930年代・・・


        (゚д゚ )
        (| y |)ドイツ人画家・・・


        ( ゚д゚ )
        (| y |)観光向け・・・


ええー!!!もっと歴史あるもんじゃないの??

1930年代って昭和じゃん!しかもドイツ人画家が作ったのかよ!!

さらに神聖なものかと思えば観光向け舞踏劇とは!!!

ありがたがってた自分が馬鹿みたいだorz


じゃあこいつらみんな劇団員みたいなもんか?


しかしまあ、そういうもんだと思って見ればそれはそれで面白い

ケチャケチャとリズムも心地いい・・・

そう、まるで催眠術のように心地がよい・・・
前日から呑みっぱなしでさらにはバリについて初日・・・体は疲れきっている

ここで隣を覗き込むと自称ナルコレプシーCherry はかなり深い催眠状態に陥っている

これは油断するとオレもナルコレプシーの境地へもっていかれる!!!


まずい!意識をしっかりもたなけらb・・・

そして日が暮れる


どのくらい意識を失っていたのだろう?

激しい尿意で目が覚めるとケチャの舞台は火の海になっていた

なにこれ?


さらに火の海

すっかり暗くなった舞台で火のついたボールをあっちに蹴るわこっちに蹴るわで大騒ぎ

おそらくここがこの舞台一番の見せ場なんだろうけども

眠りから覚めたオレは尿意を抑えるので精一杯

とても、観劇できる余裕はない

しかし、ぎゅうぎゅうと詰め込まれた座席からは動く事はできない

間違ってもバリで、しかもこんなに人がいるところで漏らす事はできない!

早く終わって、お願い!!

オレは心からそう願った


その時、舞台に全員が出てきてカーテンコールが始まった

ああ、ここバリにはやはり神がいるようだ

一番の願い事を叶えてくれた


とりあえずこれからバリでケチャを見ようとしてる人

1時間くらいかかるからトイレはすましとけよ!

神々の森のケチャ/ジンガパドゥ村のケチャ仲間
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-ウルワトゥ-


バスに戻ってビンタンの栓を抜き、酔っ払い一同を乗せたバスは一路次の目的地を目指す

ここからはガイドつきの安心・安全旅行だ

バスが走り出すとガイドは「ジュンちゃんです」と名乗った

実はこれ、よく聞き取れなかったのだがメンドウなのでジュンちゃんとそのまま呼ぶことにした

酔っ払いの相手はメンドウなのか向こうもそれでいいと納得してくれた


左がジュンちゃん。 間違えないように


そして走り出して数分

そこにはもぞもぞと尿意を我慢するオレがいた

やっちまった・・・明らかにビール呑み過ぎの図である

過去にも同様に大変なこと になっているにも関わらずまったく持ってこりてない


しかしながら幸いなことに粗相をせずに耐え切れた

これはバスが飛ばしてくれたのと、バリに信号がほとんどなかった為だと思う

おかげで目的地まであっというまにつけたのだ


目的地はウルワトゥ。世界的に有名なサーフスポット でもある


 

リーフでこの波                                 こんな中入るなんざ自殺行為


もちろん我々の中にこんな海へ入ろうという無謀な者はいないので

有名なサーフスポットを崖の上から少し眺めて目的のケチャを見ることに

ウルワトゥ寺院で見るケチャもこれまた有名らしく

ほとんどのバリツアーに組み込まれてるといっても過言ではないのだ


境内へ入る前に紫色の腰巻をつけさせられて、サルに関する注意をきかされる

境内にはサルがたくさんいるらしくメガネや帽子などを奪うらしい


つまり

これが

こうなるw


当然こんなおいしい機会はない

狙っていかない手はないではないか!w

って言ってんのに帽子はずしてるし


もし、皆さんが行くときは是非安い帽子で挑戦してみて欲しい

ベストなのはヅラだと思う

サルにヅラを奪われるなんて経験をした人は世界中探してもそういないと思うので

貴重な体験になることうけあいだw


実際境内に足を踏み入れてみると、確かにサルが多い

あっちを見てもこっちを見てもサルだ

それも人に慣れていて平気で近づいてくる


チャンス!メガネしてないぞ!目をえぐりとれ!!


日光のサルなどは何かと問題視されているが、ここバリはヒンドゥー圏

ヒンドゥー教にはハヌマーン という猿神がいることを考えると

問題視どころか敬われる存在なんだろうな

女神転生シリーズではおなじみのハヌマーン

日本人、さらに信仰とは無縁のオレなんかからしたら猿を敬まうなんて信じられないが

夕焼けに照らされながらこっちの顔を覗き込んでくる猿の姿を見ると

なんだかすべて見透かされているような気分になってくる


神々しさすら感じる 後光効果ってやつか?


なるほど、人はこういう環境で神を作り出していくのだな

日光猿軍団で育ったオレじゃ神を信じる事ができないわけだ



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