武漢の葬儀場がパンクしてる件 | 駱駝の蘇州便利手帳

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武漢肺炎の報道で

 

院内で亡くなられた方が

半日も廊下に放置されていると

日本のテレビでも紹介されましたが

 

どうして?

遺族は何してるの?

遺体置き場とかないの?

 

単純に、疑問ですよね。

 

どうしてそんな事態に陥ってるのか。

 

たまたま

葬式仲介業者を告発するような

ニュースを見つけたので

ちょっとご紹介します。

 

https://news.sina.cn/gn/2020-01-27/detail-iihnzahk6572141.d.html?sinawapsharesource=newsapp&wm=3200_0001

 

記事は、自宅で父親をなくした

男性の語りで始まります。

 

自宅でなくなった親を

火葬しようとした男性は

霊柩車と火葬の手配で

通常の4倍、1万2000元を

支払ったそうです。

 

お亡くなりになったのは、彼の父親で

1月中旬に肺炎と診断されたけど

その病院に新型肺炎かどうか

検査するキットが無くて

確定診断ができなかったらしいのです。

 

その後、新型の疑いをかけられながらも

入院は必要ないと言われ

自宅にて経過観察をしていましたが

1月24日、自宅で息を引き取りました。

 

 

 

息子は葬儀の手配をします。

 

武漢には4つの葬儀場と、

4つの葬儀管理事務所があるのですが

新型肺炎で死亡した人は

漢口の施設でしか受け入れられない

特別ルールが出来ていました。

 

さらに、新型肺炎の疑いのある人が

死亡した場合は、そのむね

社区医院や防疫所に申し出て

遺体を二度消毒したあと、

やっと漢口葬儀場にて受け入れられ

火葬される、と言われたそうです。

 

 

 

家族はその後、漢口葬儀場に

電話をかけ続けたのですが

「朝6時~夜10時までしか車がない」

といい続け、一向に予約が取れず

 

「何日も遺体を置いてはおけない」と

葬儀サービス会社を利用することにして

権利を落札

請求のままに1万2千元を振り込んだところ

その日のうちに漢口葬儀場に遺体を運び

火葬を完了することができました。

 

 

 

この会社は、特に葬儀場に

コネがある訳ではないとしていますが

腑に落ちないほど高額。

しかも待機なし。

 

武漢では、葬儀サービス会社であっても

遺体の運送・火葬・冷蔵、遺灰の保管

この4つの基本的な項目は

政府によって費用が決められていますので

出来るのはせいぜい

サービス料金の上乗せです。

 

その決められた費用というのも

漢口葬儀場のHPで確認できますが

搬送は1キロ当たり10元

火葬は500元か800元

遺灰の保管は年間100元

 

なので、この男性の場合、

車で30分程度の距離であった為

通常の手続きであれば

最大1000元を支払えば完了する見込みです。

 

 

 

この不可解な高額請求について

記者は葬儀サービス会社へ

告発者の実名や領収書の写真を送り

詳細の問い合わせをすると

 

「いまは特別危険なので」と前置きしつつ

取材に応じて

「我々が8000元余りを稼ぐのは当然だ」

という持論を展開したそうです。

 

また、ほぼ同額で営業して居る

同業者2軒を、記者に紹介しました。

 

 

 

別業者でも(怖い仕事をするので

高額を稼ぐのは当然だとし)

受注開始価格は1万元だと言っています。

 

平時も(サービス料を上乗せして)

3000~4000元で受注しているし

特別料金は妥当であると。

 

そして今、2日間で1~2度の仕事を請けている

と語ったそうです。

 

彼らは漢口葬儀場とは特別な関係になく

「ただ火葬の手続きや手順になれているので

彼らが都合の良いときに、我々が現れた

(のですぐに火葬してもらえた)」と・・・・。

 

 

 

この事実に対し管理の市局は

漢口葬儀場を指定したワケを

二次・三次感染を防ぐためであると。

 

なお、漢口葬儀場側は(関係を否定?)

遺族は死亡証明書を発行してもらい

死因が肺炎の疑いがあることを示し

その後、社区医院または防疫所にて

遺体を二重消毒にしたあと、遺体を

輸送するために漢口葬儀場に連絡すべき

と述べ、

プロセスの過程で、家族は同乗できず

15営業日後に葬儀場に支払いを行う、

と説明しました。

 

そして、葬儀サービス会社が、葬儀場に

遺体を輸送するために、高額で受注し

遺体を回収したことについて、

病院でも個人宅でも、条件を満たし

手続きを行えば、漢口葬儀場が受け取れる

と言いました。

「仲介者を利用せずとも、手続きの準備が

整う限り、我々は2〜3千元

遺体を受け入れします」と明言しました。

 

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現在、武漢市内は

一般車両の使用が認められず

バスも停まっています。

 

バスの変わりに政府が借り上げた

タクシー百数十台が

無料で使えるそうなのデスが

ほぼ、電話はつながらないそうです。

 

これでは

手続きに行くもの一苦労でしょう(*ノωノ)

 

 

 

霊柩車的な車両も

通常より稼動頻度が高く

 

また、イレギュラーな消毒などの手続きも

告知がなされていないようで

社区までも案外遠いですし

ここでも、スムースな手配は難しそうです。

 

 

 

そして最後の難関

火葬場への車の手配。

 

公的な車両は常時パンクしていて

いつまでたっても、

遺体の引き取りに来られません。

 

火葬もココまでのフル稼働は

想定されていないと思われます。

 

 

 

せめて、残る3箇所のうち1~2箇所が

新型肺炎対策用に振り分けられて

車も使えるようになればいいのですが。

 

そうすれば、こんな悪質な業者も

利用する人が少なくなるし

遺族も早くちゃんとして上げられて

安堵すると思います。

 

 

 

 

病院でなくなった人も

自宅で亡くなった人も

死亡診断書を持って

火葬場に申し込みに行き

 

社区か検疫に「連絡」して

「二重に消毒」してもらって

 

「火葬場に運んでもらう」

車が捕まらず、詰み(*ノωノ)

 

外部業者が法外な額でなくても

たぶん感染者の数かんがみたら

詰んでるわー。

 

 

 

政府はこの事態を見直して

少しでも早く!

遺体を病院から、運んであげられる様に

道を示して欲しいですよね。

 

スペース的なことより

精神的にメチャクチャ

キツイもん。

 

足元に死んだ人・・・・・(;д;|||)

 

 

映像に映し出された3名の方

もう苦しまなくていいので

どうか安らかにお眠りください

 

 

 

 

 

 

これほどの非常事態なのに

ビックリするような光景に

一瞬、通常の考え方で見てしまう。

 

それでも冷静に

何が起きているのか

 

ちゃんと掘り下げれば

ホントウが見えてきます。

 

過酷すぎて、本当に気の毒で

・・・・・・・声を失いマス( ̄д ̄|||)

 

 

各地から集まった支援で

どうか一日でも早く

日常が戻りますように。

 

 

 

 

武漢加油!

中国加油!

蘇州加油!

頑張ろう赴任者!

頑張ろう日系企業!