寒山寺4部作の第2弾!
蘇州の寒山寺(国家AAAA景点)
所在地 苏州市姑苏区寒山寺弄24号
公式HP:http://loading.hanshansi.org/index.html
まず観光できるエリアの確認から (^-^)
寒山寺は、3つのエリアに分かれてて
全部観るには、チケットが2種類必要です。
①寒山寺の大鐘エリア(赤枠)
②寒山寺の境内(赤枠)
③楓橋風景区(黄枠)
全部ジックリみたら、3時間は余裕でかかりマース!
お時間ナイ場合は
ショートカットバージョンでお楽しみ下さい(* ̄▽ ̄)
■チケットの購入場所
道路沿い、赤い観光車のバス停そばにある
チケット売り場で門票を購入。
赤枠エリアの門票:20元/成人
(入場チケットの販売は16:30まで)
(12月31日の除夜の鐘イベント時のみ380元)
夏季(3月20日~10月20日) 7:00~17:30
冬期(10月21日~3月19日) 7:30~17:00
■観光のおすすめルート『大钟苑編』
チケット売り場スグ横の
入り口から中へ入ってね!(´∀`)
◆大きな釣鐘と、大きな石碑を観よう◆
大钟苑の観光は、基本はオレンジの有料範囲のみ。
ゆっくり観ても30分で満足感大です~(*^-^*)
スタート地点と
ゴール地点が同じ場所になります。
まず、大钟苑の検札所で
門票の右側の部分を、モギって貰ったら
正面のお堂へ
寒山寺大钟楼
パネル説明によれば
2004年から数年かけて
重慶の鉄工所で鋳造された大鐘ですが
たくさんの古い鐘を再利用したようです
この108tもある巨大な釣鐘を納める為に
大钟楼を建てはじめ
2008年12月31日に完成しました
迫力満点!
2014年上海外灘雑踏事故以来
公共の安全が見直され、現在は登れませんが
上部の龍、一見のカチありだったんですよ~>∀<
この大钟楼から南を見ると
張継の「楓橋夜泊(ふうきょうやはく)」の
大きな石碑を観ることができます。
横に拡大版を作る際にお手本にされた
小型のレプリカも残されてます(´艸`)
で、多くの人は(・ω・)b コレの前で写真とって
で満足して帰っちゃうんですが。
日本人なら~
むしろ裏面を観ろ(≧∇≦)
正式名称『般若波羅蜜多心経』
(はんにゃはらみったしんぎょう)
प्रज्ञापारमिताहृदय
Prajñā-pāramitā-hṛdaya
プラジュニャーパーラミター・フリダヤ ←Wiki説明ながっ!
ようするに、
ぎゃーてーぎゃーて、書いたりマスん❤ (´艸`)
これが、寒山寺=日本の仏教のふるさと
と言われるゆえんです。
実はこの裏面だけなら
バス通りからも観ることが出来るんですw
黄色は、道路からの撮影スポットです。
お時間のある方は、ぜひ!
以上、日本人目線の見所でした(≧∇≦)
なお、大钟苑の無料エリアには
他に観るとすれば・・・・コレ?
中日友好の書道記念牌
あとは、寒山寺にまつわる漢詩のアレコレを
眺めつつ、境内へどうぞ(´∀`)
そろそろ、境内へ向かいましょう∩`・◇・)
青線が、参道
黄線が、ご紹介の見学コース
赤線が、塔のそばのショートカット出口 です
参道を突き当たって右に曲がると
最初の「寒山寺五古」が一つ
江村橋が見えますー(/≧∇≦)/
向こう側は「楓橋風景区」で
コチラ側が「寒山寺(境内)」ですね
今は観光エリアが分かれていますが
かつては、船で到着した参拝客は
寒山寺南門から「江村橋」を渡り
境内へ向かったんだそうです。
江村橋のそばにあるチケット売り場
この前が、人気の撮影スポット
それでは境内の中へ入ってみましょう(((((・ω・)
(恵民休閑年カードで入れます、の表示みっけ)
この日は3本のお香を配ってました。
タダで貰ってもOKですが、小銭ちゃりんもOKです♪
1つ目の境内は真四角で
3方にお堂があります。
大きなお線香や、ロウソクも売っていますよー
正面に「大雄宝殿」
殿内には、大きなお釈迦像。
その背後には
名前の由来とされる “ 寒山拾得図 ”
そして、お釈迦さまの右側に
“日中友好の鐘”
左の大太鼓と合わせて
『鐘楼』『鼓楼』の配置になっていました。
この鐘、裏側みせてー(´∀`)
と頼んでみたら、「あら?日本人(^-^)?」
「せっかくなんで、好きなだけ触っていけ」
と言うので、遠慮なく、釣鐘の裏や内側まで見学ww
錆び一つなく、真新しい感じですが。
ご利益にあやかろうと、なでなで。
肌触りもすばらしい鐘でしたー(´∀`;)←撫ですぎ
左に 「羅漢堂」
ココでは、自分の生まれた年の
神様を探して、解説する有料サービスがあるので
写真を撮ると、めっちゃ怒られますー(逃げて~)
でも、白人・黒人など、外国人はスルーしてる。
監視のオバハン、寺院で堂々の人種差別かよっ!(* ̄▽ ̄)
最期の1つは 「大悲殿」
仏教用語の “ 大慈大悲 ”
仏様のとても広い慈悲の心、という意味ですかね?
さて、3方を見終わった後・・・・・
本来なら、寒山寺観光のメインルートにのっかり
正面の「大雄宝殿」を抜けて
「普明宝塔」を目指すのですが・・・・・
日本人ならあえて!(* ̄▽ ̄)
「大悲殿」の横(入り口建物の左)にある
地味な通路へと進んでください。
まずは、プチサイズの箱庭「常楽池」に到着
鯉が優雅に泳ぐこの池
・・・・に思わぬ「日本」がひょっこり!
浄化システムが
まさかの金沢市寄贈!(´艸`)
夏なのに、どうりで臭くない訳ですね(´∀`)
さらに奥に進めば・・・・・
日本人的メインの「弘法堂」に到着
注)メインルートではないので
16:30過ぎると、真っ先に閉められるお堂です。
ここに安置されているのが
日本仏教界の3大スターである
空海さま(青年像)
鑑真さま
そして玄奘(三蔵法師)さまですー(≧∇≦)
それぞれの逸話を
日本語で読むことが出来ますー
スーパースターだけに、空海さん1人だけでも
詳細説明書き始めたら
ブログ1ページ必要になりそうなんで
ここでは触れませんが
パネルをしっかり読んでいただければと思います。
あれれ?そういや何で
ココだけ日本語の説明があるんだろう。。。。
答え↓
像と建物の寄贈がまさかの伊予鉄道!
愛媛放送と、有志の方々の名前も
しっかりパネルになっていましたー
さぁ、メインルートに復帰して
右側に寒山寺名物の 「鐘楼」
この鐘は7:30~17:00までしか鳴らせません。
発券は終了の5分前まで
別途5元ですが、3回鳴らせます(≧∇≦)
実は、364日間、5元ですが
晦日の除夜の鐘は超~インフレ価格Σ(・ω・ノ)ノ
なので、5元払っても、今鳴らすほうが得策ですww
昔の写真みたら、小駱駝がちっさーい(≧∇≦)
鐘突き堂の横は、「寒拾殿」
ここの屋根には
昔、謎に思った『三蔵法師』さんが居ます~
でも、弘法堂行った人なら
もう「謎は解けた!」ですね!
寒山寺の名前の由来とされる
「寒山」と「拾得」の2人ですが
その昔、二人は敵対する家柄に生まれ
(男女だったら、ロミオとジュリエット的なw)
反目しあっていました。
それぞれが、別々の場所で出家・修行していましたが
1人の高僧の弟子となり、
やがて行動を共にするようになったとか。
そんな物語が、寺院の廊下に
木彫りで語られています。
ちなみに、この写真↑はトイレ前ww
トイレは水洗で、ドア付きの和式タイプ~
※しつこく言いますが、中国のトイレはドア付きです。
日本のボットン便所が死滅したように
中国のドアなし溝トイレは
上水・下水道が完備された都市部では
見つけるのが難しい記念物レベルですー(><)
他にも二人が使用したとされる水場とか
マイナーな観光ポイントがあったりしますー
マイナーすぎて、情報拾えナーイwww
最後は「普明宝塔」へ(≧∇≦)
ありがたいパワースポットのようですが・・・・
壁が近いので写真が撮りづらく
枠からはみ出る迫力で←言い訳
ここも昔は登れたんですよね
今でも屋根に小銭いっぱい乗ってるのかな?
塔の四方神と狛犬さんの奥に「法堂」
「法堂」で、夢中で写経をする人達。
仏教関係の蔵書数がすごくて図書館みたいでした。
戻るとき、この「法堂」前にある橋を渡ります。
これ仏教形式の、この世とあの世を結ぶ橋。
三途の川・・・・な池を眺めると
あら?ここにも浄水システムが(´艸`)
最後の建物が「寒山丈室」で
入り口そばの石彫りが圧巻!
中は、仏像と工芸品のみやげ物屋さんでした。
この辺は、お坊さんの生活区域に近いので
あまり観光ポイントはありませんが
規模の小さな箱庭
出口付近の太古奇石を楽しめます。
以下、今回のガイドで参考にした資料・ブログ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%92%E5%B1%B1%E5%AF%BA
http://www.iokikai.or.jp/kodai.sosyuu.html
http://skipio.sakura.ne.jp/11Kounan-china/kounan04Sosyu.htm
https://www.shanghainavi.com/miru/89/
次回は楓橋風景区のご案内です(≧∇≦)
でわでわw
■ブログ内記事